ソフィア・コッポラが監督・脚本を務めるほろ苦くも切ない都会派コメディドラマ『オン・ザ・ロック』に出演するマーロン・ウェイアンズのインタビュー映像が解禁された。

ニューヨークに暮らす若い母親は、ある日、結婚生活に疑いを持つようになり、稀代のプレイボーイである自分の父親と一緒に夫を尾行することになる。光り輝く街中で冒険を繰り広げる父娘は、街路を行ったり来たりする内にその距離を近づけていく―。ソフィア・コッポラ監督が、ニューヨークへの溢れる想いに軽快なタッチをブレンドし、父娘ならではの世代の違いが生む衝突や、現代の家族のややこしくておかしな繋がりを描く。

ローラ(ラシダ・ジョーンズ)は順風満帆な人生を送っていると思っていた。しかし、夫のディーン(マーロン・ウェイアンズ)が新しく来た同僚と残業を繰り返すようになり、良からぬことが起こっているのでと疑いを抱く。そこで、ローラはそういう男女の問題に精通しているプレイボーイの男性に相談を持ち掛ける。それは、自分の父親のフェリクッス(ビル・マーレイ)だった。フェリックスはローラにこの事態を調査すべきだとアドバイスし、父娘2人で夜のニューヨークへと繰り出す。アップタウンのパーティーやダウンタウンのホットスポットを駆け巡る内に、フェリックスとローラは自分たち父娘の関係についてある発見をすることになる―。

今回、ラシダ・ジョーンズ演じるローラに浮気を疑われる夫ディーンを演じたマーロン・ウェイアンズのインタビュー映像が解禁された。初のコッポラ作品への出演についてとにかく脚本に驚いたそうで、脚本を読んで「ローラの旅が本当におもしろいと思った」と明かす。ラシダ・ジョーンズについては「大好きで尊敬してる。素晴らしい親友になれるかもしれないから、いつも一緒にいたらどうかと思うが、いい親友であるために毎日会う必要はない。いつでも会えばほっとするし友情を感じられる。僕たちがお互いを思う気持ちが映画に現れている。偽りのない愛情があるし信頼もある」と振り返った。

好きなシーンについては「彼女がメキシコから帰国した時だ。とても美しいシーンだ。彼女の心が揺れ動く縁起が素晴らしかった、僕は圧倒されたよ。彼女の反応によって僕の演技が引き出された」と大絶賛とともに全幅の信頼を置いているようだ。最後に観客に向けて「カップルでこの映画を見たら、一番幸せな時期であっても最悪な時でも、自分たちの関係を振り返って何かを変えてくれたらいいと思う。心が温かくなって幸せな気持ちで家に帰ってほしい」とメッセージを送った。

ラシダ・ジョーンズは「マーロンは花火のような人ね。強烈な個性があってとても陽気。セットにいる他の誰とも違うエネルギーを注いでくれたわ。彼のエネルギーが自然な家族の雰囲気を作り出す上でとても助けになったの。リアルな結婚生活、良い結婚生活の感じを出したかったから。ありがちな浮き沈みもある結婚生活をね」と共演を楽しんだと明かしている。

さらにソフィア・コッポラ監督も「観客にディーンとローラが別れないことを願ってもらえるように、本当にチャーミングな人をキャスティングするのは重要なことだったの。マーロンはとても魅力的だから、観客もきっとすぐ魅了されて、2人が別れないように応援したくなると思う。それと同時に彼はつかみにくいところもあり興味深い男だという一面もうまく演じてくれたわ」と称賛している。

インタビュー映像

映画『オン・ザ・ロック』は2020年10月2日(金)より全国で公開、10月23日(金)よりApple TV+にて配信!
監督・脚本:ソフィア・コッポラ
出演:ビル・マーレイ、ラシダ・ジョーンズ、マーロン・ウェイアンズ
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
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