『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』のプレミアイベントが10月5日(月)に都内で行われ、綾野剛と主題歌を担当した[Alexandros]の川上洋平、磯部寛之、白井眞輝が登壇した。
イベントでは11月11日に発売される本作の主題歌「Beast」が生披露され、舞台袖でその演奏を見た綾野は「最高でしたね!正面から見たかったな~」と興奮気味にコメントした。
「難しい題材だと思いました」と本作への初めの印象を明かす綾野は「北川景子さんとコンビを組むことで乗り越えられるのではないか」と振り返った。その北川については「とにかく安心感があります。普段はチャーミングですけど、高千穂になった時の目の鋭さとか眼差しが、そのスイッチがすごいなと」称賛した。
演奏を終えた[Alexandros]の川上は「今めっちゃ緊張してます(笑)」と笑いを誘い、本作については「この話をいただいたうえで見せていただいたんですけど、途中で仕事の話を忘れるくらいのめりこんでしまった」と絶賛、特に「(綾野と北川の)バディ感が今までにない、この凸凹感は新しいなって思って、それがすごい新鮮でした」とコメントした。
また、磯部は「題材としては深いテーマですが、いい意味でテンポがよく、分かりやすくいろいろ考えさせてくれる」、白井は「何回か見てるんですけど、その都度新しい発見がある」と本作についてコメントした。
その主題歌「Beast」について「現場で表現しきれなかったものを『Beast』という曲が完成に導いてくれた。聞いてすぐにメールをして感謝を伝えた」と明かした綾野。それに川上は「どんな感想を持っているのかとドキドキしていたのでホッとしました」と笑顔で答えた。また、すぐにメールが来たことで「優しい人だな相変わらず」と綾野の人柄の良さを窺わせた。楽曲について川上は「最初に(映画を)見た時に出てきた言葉が一番正しかったです。直感を信じた形です」と語った。
劇中では北川から綾野にビンタが飛び出すシーンがあるが「(北川は)実際に当てることに戸惑っていた」と明かしつつ、「『一発で決めるつもりでがんばります』と言って・・・」と想像以上のビンタがあったことを明かした。しかし、そのシーンについて「すごく大事なシーンだったので改めて感謝しています。ちょっとフラフラするくらい入った」と演じるうえでいい影響があったことを明かした。
最後に綾野は「今考えていることや思いを作品に投下したので、ハラハラドキドキしながら楽しんでほしい」と本作をアピールした。
2010年「さよならドビュッシー」で、このミステリーがすごい!大賞を受賞して作家デビューし、“どんでん返しの帝王”の異名を取り、数々のミステリー小説を世に送り出す作家・中山七里のクライム・サスペンス小説「ドクター・デスの遺産」を実写映画化した本作。主演に『新宿スワン』『楽園』など数多くの作品で幅広い役柄を演じ分けるカメレオン俳優・綾野剛。主人公の警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人を演じる。共演には『謎解きはディナーのあとで』『スマホを落としただけなのに』などドラマ・映画・CMと多岐に渡り活躍する北川景子。綾野演じる犬養のバディである冷静沈着な女性刑事・高千穂明日香を演じる。
【写真・文/編集部】
映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』は2020年11月13日(金)より全国で公開!
監督:深川栄洋
出演:綾野剛、北川景子、岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会