『461個のおべんとう』の完成披露試写会が10月13日(火)に丸の内TOEIで行われ、井ノ原快彦、道枝駿佑、森七菜、若林時英、工藤遥、阿部純子、野間口徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、兼重淳監督が登壇した。

お弁当の写真を背景に行われた今回の舞台挨拶。井ノ原は「圧巻というか、一つ一つ手作りで作り上げられたと思うとグッときますね」としみじみと語った。今回の舞台挨拶では、それぞれの“推しのおかず”をイメージカラーに取り込んだ衣装で登場したキャストたち。井ノ原は「シャツが卵焼き、茶色は何でもありかな?」と、劇中でも作った卵焼きをモチーフにした衣装。道枝は「きんぴらごぼう」、森は「青がサバ、赤が梅、黒がひじき」とそれぞれのお気に入りのおかずを披露。中でも映美は「エビフライです」と全身で表現していた。

井ノ原はその卵焼きを撮影時も作っており、「(卵を)1日1パック使ってたいて、全部食べるわけにはいかないからみっちー(道枝)とお昼ご飯を食べていたので、食べてもらいました」と明かし、道枝は「紅ショウガが入っているやつ」がお気に入りだったと明かした。

また、劇中のライブシーンが印象的だったという森は「この映画で組まれたバンドとは考えつかない。ずっと続けてほしい」と絶賛。このシーンについては阿部も「初日だったのに空気感が出来上がっていて」と驚いていた様子だった。

道枝は井ノ原と2人で歌唱したことについて「すごい楽しかったです。表情も新鮮な表情になっていた。素で楽しみながら、半分“道枝駿佑”が出てたんじゃないかと」というほどだったというが、さらに井ノ原から「(撮影と同時期に)なにわ男子の全国ツアーのリハーサルをやっていた」という道枝にギターがプレゼントされたことが明かされ、「『いつ返せばいいですか?』って言ったら『あげるよ』って言われてすごいうれしかった」と笑顔で答えた道枝。井ノ原は「大事に使ってくれそうだったので。お近づきのしるしに」とコメント。

終始和やかに進んだ舞台挨拶だが、ここで井ノ原が「練習してるんだもんね」と言うと、道枝から「練習してる!」と返し、ここまでもたびたび“タメ口”での会話が展開されていることにKREVAから「名誉のために言うけど、親子感のために協定結んでるんだよね?」とツッコミが入り、井ノ原は「いきなり親子関係は難しいし、事務所の先輩後輩ですけど26個離れてるんです。最初にタメ口協定を結ばせていただいた」と明かした。

最後に道枝は「当たり前に感じる日常が当たり前じゃないんだと再確認できる映画です。いろんな絆が生まれていく映画で、“お弁当ってすごいな”、“親って偉大だな”と改めて感じる映画です」、井ノ原は「今この時期にこの映画を見ていただけるのはとても意味があることなのかと。誰もがきっと共感する中で、ひとつでも“経験したことある”というものがあったらうれしい」と本作をアピールした。

TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美による感動のお弁当エッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)を映画化した本作。主人公のミュージシャンでありながら息子のためにお弁当を作り続けることを決意する、シングルファザーの鈴本一樹を演じるのは井ノ原快彦。一樹の息子・虹輝を関西ジャニーズJr.で人気沸騰中のユニット・なにわ男子の道枝駿佑が演じる。

【写真・文/編集部】

映画『461個のおべんとう』は2020年11月6日(金)より全国で公開!
監督:兼重淳
出演:井ノ原快彦、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、森七菜、若林時英、工藤遥、阿部純子、野間口徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、倍賞千恵子
配給:東映
© 2020「461個のおべんとう」製作委員会