テラシン(野田洋次郎)


時代を越えた“愛と涙”の感動作『キネマの神様』にRADWIMPS 野田洋次郎の出演が決定した。

松竹映画100周年を記念した本作。監督は日本映画界を代表する山田洋次、原作はこれまで数々の文学賞を受賞してきた人気小説家・原田マハによる「キネマの神様」。W主演を務めるのは故・志村けんの遺志を継ぐ沢田研二と、実力、人気ともに若手ナンバーワンの菅田将暉。さらに日本を代表する名女優・宮本信子と若手人気女優・永野芽郁など記念すべき作品にふさわしい超豪華なスタッフ・キャストが集結した。今年3月にクランクインし、3月下旬に主演に決定していた志村けんさんの逝去、現今の状況下による撮影中断などを乗り越え、新たに沢田の出演を迎え撮影が再開された。

今回、新たなキャストとしてRADWIMPSの野田洋次郎が出演することが決定した。野田は、ゴウ(菅田)とともに撮影所で青春を駆け抜け、映画に夢を見た盟友・テラシンを演じる。野田洋次郎といえば、言わずと知れた4人組ロックバンド・RADWIMPSとして活動し、独特の世界観で特に若い世代から熱狂的支持を集めている。さらに、illionとしてのソロ活動をはじめ、大物アーティストへの楽曲提供や、映画『君の名は。』(2016)の主題歌・劇中歌を手掛け空前の大ヒットを生み出すなど、まさに日本を代表するアーティスト。一方、野田は誰もが認める”俳優”でもある。2015年に公開した『トイレのピエタ』で初主演を務め、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後も数々のドラマや映画に出演し、今年はNHK連続テレビ小説「エール」に出演し、朝ドラ初出演で魅せたその存在感に世間が注目した。

そんな彼がついに、巨匠・山田洋次監督作品に初出演を果たす。菅田将暉とは、ドラマ「dele」(2018、テレビ朝日)の第4話にゲスト出演して以来、約2年半ぶり二度目の共演となる。野田演じる若き日のテラシンは、主人公のゴウと共に撮影所で映写技師として働き、「将来は自分の名画座を持ちたい」と熱く夢を語る真面目で誠実な男だが、女性に対してはめっきり不器用という役どころ。芯があり愛情深い、それでいて哀愁漂う、深みのある役を見事に演じ切り、俳優・野田洋次郎の新境地を見せている。

今回新たに公開されたビジュアルには、その誠実でひたむきな、心優しいテラシンの姿が映し出されている。また、このビジュアルは先日公開された4人のビジュアルとともに虹の架け橋で繋がるデザインとなっており、野田が物語に新しい風を吹き込んでいる。

野田洋次郎 コメント

この度『キネマの神様』に参加させて頂きました。物心ついた時からずっと山田監督の映画の世界に触れていた者として、今回頂いたお話はどこか絵空事のようでした。山田監督の演出は明確で、緻密で、何より映画への愛が溢れ出していました。もっともっと触れていたいと、監督の話を聞いてみたいと終盤に向かうに連れ名残惜しくなりました。きっとご覧になった誰しもが映画の持つ魔法に心を強く打たれることと思います。『キネマの神様』をどうぞお楽しみに。

映画『キネマの神様』は2021年より全国で公開!
監督:山田洋次
出演:沢田研二、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、宮本信子
配給:松竹
©2021「キネマの神様」製作委員会