ハチャメチャで刺激的な青春の日々を描いたドラマ「ヴィレヴァン!」を映画化した『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』の初日舞台挨拶が都内で行われ、岡山天音、森川葵、本多力、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、後藤庸介監督、スペシャルゲストとして主題歌を担当した主題歌を担当した柳田周作(神はサイコロを振らない)が登壇した。

名古屋が生んだ、遊べる本屋「ヴィレッジヴァンガード」。その個性を出し過ぎな、誰かの”好き“で溢れかえった本屋を舞台に、自称「空っぽ」の杉下とその仲間たちが過ごしたハチャメチャで刺激的な青春の日々を描いたドラマ「ヴィレヴァン!」を映画化した本作。出演は、岡山天音、森川葵、最上もが、本多力、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、平田満、滝藤賢一らドラマ主要メンバーが続投。監督は、第一弾、第二弾ドラマと後藤庸介。サブカル愛に満ち溢れたフルスイングムービーに期待が高まる。

主人公で自称“からっぽ”の大学生・杉下啓三を演じた岡山天音、杉下とともにヴィレヴァンで働く同僚の文学少女・小松リサ役の森川葵、さらにサブカル魂全開の店員を演じた本多力、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、そして本作のメガホンをとった後藤庸介監督が登壇した今回の舞台挨拶は、SHIBUYA109のハチスタより全国26劇場へ生中継された。岡山は「目の前にはいないけど、生中継ということで多くのお客さんに楽しんでもらえるのでは」と語り、森川は「スクリーンで美しく映っているか心配ですが、劇場はどんな感じなのかしら?こちらは楽しくやってます」とファンサービスをした。

映画版ゲストの萩原聖人、安達祐実の話になると、本多は「(萩原は)迫力が凄かった。安達さんは、小さい頃から一方的に画面越しに見ていたので実在していたことに驚き、話しかけると汚してしまうのではと、ご挨拶するのが精一杯でした」と撮影を振り返った。柏木は、「『プロ野球スピリッツA』と言うゲームで萩原さんとお互いお友達になりました。安達さんとは連絡先を交換して一緒にアイシャドウ買いました」と現場の関係性の良さを感じられるエピソードを語った。

映画で大変だったことを聞かれると、サブカルがなくなった世界を舞台に岡山が演じた杉下以外は、洗脳されたシーンと、洗脳前のシーンの演じ分けと言うハードルがあったことに触れ、森川は「私、洗脳前と、洗脳後の『いらっしゃいませ』の言い方が一緒のシーンがあります。全く差別化できてない!」と自ら演技ミスを暴露。すると本多も「僕も洗脳中は瞬きしないつもりだったけどいっぱいしてる」と続けて暴露。最後には、監督から柏木に、「ちょっと笑ってるシーンあるよね?」とまさかの監督からの暴露。柏木は「でも、OK出したじゃないですか!」とツッコミが入る場面も。監督は「本多さんがおかしいから笑ってた」と責められると本多は、「天音くん助けて」と岡山に助けを求めると、「なんでも助けを求める(笑)」と森川からチクリと仲の良さが窺えるトークが展開された。

スペシャルゲストとして、主題歌を担当した柳田周作が参加。起用理由を聞かれた後藤監督は「ラストには最高のバラードを流したかった。一見ふざけたコメディだけど、最高の店や仲間たちとの絆などラストはエモい作品なので、世界一優しい歌声を選びました」と絶賛すると、柳田は「ありがとうございます、恐縮です」と回答。すると、岡山も「ありがとうございます」と言うと、柳田から、そして今度は本多から、そしてまた柳田とありがとうリレーが繰り広げられた。

本編の見どころでもある個性豊かなヴィレヴァン店員たちが“好き”を叫ぶ物語にちなみ、キャストがそれぞれ自分の“好きなもの”を全力で叫ぶという企画で、本多は「本多劇場グループが好きだ!」と演劇人らしいコメント。柏木は「太陽とシスコムーンが好きだ!」、柳田は「サウナが好きだ!」、森川は「アニメが好きだ!」とコメントし、毎日必ず少しの時間でもアニメを見ないと1日が終わらない、とアニメ愛を語り、岡山は「ビューティフルライフが好きだ!」と叫び、自粛期間中に一気見したらしく、やや涙ぐみながら愛を叫んだ。

最後に岡山は「バカバカしいことを大人たちが命がけで作りました。最初は笑って楽しめる、気付いたら自分の内側と向き合えると思います。誰かにとって生きることが、少し楽になるそんな作品になっていると思います。ぜひ思うままに楽しんでください」と本作をアピールした。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』全国で公開中!
監督:後藤庸介
出演:岡山天音、森川葵、最上もが、本多力、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、水橋研二、落合福嗣、小林豊(BOYS AND MEN)、大場美奈(SKE48)/萩原聖人、安達祐実/平田満、滝藤賢一
配給:イオンエンターテイメント
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