第33回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが10月31日(土)に東京国際フォーラムで行われ、『君は永遠にそいつらより若い』の吉野竜平監督、佐久間由衣、葵揚、森田想が登壇した。

『君は永遠にそいつらより若い』は、卒業間近の大学生である主人公が、なんとなく過ごす日常の中で、ふとした折に「暴力」「児童虐待」「ネグレクト」などの社会の闇と、それに伴うやり切れない「哀しみ」に直面する物語。大学やバイト先のぐだぐだした日常は軽快にユーモラスに描かれ、一方、作者の確かな問題意識と倫理観で、それら社会の闇の部分ともきちんと対峙する作品となっている。主人公の大学生・堀貝佐世役を佐久間由衣、堀貝と出会う痛ましい過去を持つ猪乃木楠子役を奈緒が演じる。監督を務める吉野竜平は、本作が長編3作目となる。

本作では奈緒と初共演をしている佐久間由衣だが「本当に奈緒ちゃんは素敵な女優さんで、助けていただくことが多かったんです」と振り返り、「撮影の前も、監督とプロデューサーさんがたくさん話す機会を作ってくださった」と明かした。そのことで「すごく自然体で、私生活の延長線上に近い感覚で撮影させていただきました」と演じる上での助けになったことを明かしている。

【写真(オープニングセレモニー)/蔭山勝也】

映画『君は永遠にそいつらより若い』は2021年に公開予定!
監督・脚本:吉野竜平
出演:佐久間由衣、奈緒、笠松将、小日向星一、葵揚、森田想
配給:Atemo
©『君は永遠にそいつらより若い』製作委員会

第33回東京国際映画祭は2020年10月31日(土)~11月9日(月)に六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催!