第33回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが10月31日（土）に東京国際フォーラムで行われ、フェスティバル・アンバサダーを務める役所広司が登壇した。

コロナ禍での開催に伴い、コンペティション部門など3部門が統合され「TOKYOプレミア2020」部門が新設されるなど変更点もある今回の東京国際映画祭。役所は「今までと違う形なので準備の苦労は大変だったと思います」とコメントしつつ、「いよいよ今日から始まります」と宣言。今回の開催はついては「今後に生かされるんじゃないかと思います」と語った。

今回、“映画の力”をテーマに桜のビジュアルが起用されているが、役所は「（映画からは）子どもの頃から無意識ですけどたくさんのことを教わったと思います。それぞれが見事に融合したときに、暗闇の中でゾクゾクするような感動の記憶が身体に焼き付いています。感動の記憶が僕自身生きていく力になっている気がします」とコメントした。

また、映画祭の開催については「日本映画は素晴らしい先輩たちがいて、世界中の映画ファンを魅了してきたと思います。この東京国際映画祭も、そういう先輩たちに恥じないような、すばらしい映画祭に成熟していくことを心から願っています」と

【写真（オープニングセレモニー）／蔭山勝也】

第33回東京国際映画祭は2020年10月31日（土）～11月9日（月）に六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催！