第33回東京国際映画祭「ジャパニーズ・アニメーション」部門上映作品『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』の舞台挨拶が11月1日(日)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、湯山邦彦監督、サトシ役の松本梨香、久保雅一エグゼクティブ・プロデューサーが登壇した。
ジャパニーズ・アニメーション部門の「『劇場版ポケットモンスター』の世界」で上映された本作『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』は、1998年に公開された記念すべき「劇場版ポケットモンスター」第1作。ポケモン映画の原点であり、いまだ語り継がれている不朽の名作。
冒頭の挨拶で「『ポケモンゲットだぜ!』ということで、『ゲットだぜ!』を日本で一番言ってきたんじゃないかと自負しております」と笑いを誘った松本。映画化第一作というととで、初めて台本を受け取った時は「分厚いなっていうのと、これはちょっと想像を超えた何かが、大人の方も、ポケモンを初めて見る方も、絶対に心に残る映画になると思いました」と振り返った。
1997年に始まったTVシリーズが始まったころから映画化は検討されていたといい、「長い間愛されるキャラクターを育てたい、そのためには映画は必要だと思いました」と振り返った久保エグゼクティブ・プロデューサー。湯山監督は、その作品でミュウツーが取り上げられることは「決まっていたので、どうすれば一番魅力的に描けるだろうかというところからスタートした」と明かした。
23年間サトシを演じてきた松本は「子どもたちに寄り添う演技をしたいなとがんばってやっています」と明かし、また「毎週サトシとして収録させていただいているんですけど、“今日が初めて”という気持ちでスタジオに入っています」と語った。
最後に松本は「東京国際映画祭に選ばれて、みんなで『ミュウツーの逆襲』を映画館で観て、コロナ禍でみんなの前でご挨拶をさせていただいているのも感謝です。これからもみんなに喜んでいただけることをやっていけたらいいな、『ゲットだぜ』と死ぬまで言っていこうと思うんで応援よろしっくお願いします」とメッセージを送った。
【写真・文/蔭山勝也】
第33回東京国際映画祭は2020年10月31日(土)~11月9日(月)に六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催!
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