脚本家・三谷幸喜作の2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に、源頼朝の愛娘・大姫役として女優・南沙良が出演することが決定した。
舞台は鎌倉時代。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に権力の座を巡る男たち女たちの駆け引き─。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男 二代執権・北条義時。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都鎌倉を舞台に繰り広げられる、パワーゲーム。義時は、どんなカードを切っていくのか─。
本作が大河ドラマ初出演となる南沙良は、源頼朝の愛娘・大姫(おおひめ)として出演。父の野望に巻き込まれていく、純朴な少女を演じる。映画『幼な子われらに生まれ』(2017)で女優デビューを果たした南は、初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(2018)で報知映画賞、ブルーリボン賞など数々の映画賞を受賞。本年は、アーティスト・sumikaの新曲「エンドロール」のショートフィルムで主演を務めるほか、『もみの家』で主演、ドラマ『これっきりサマー』(NHK)で主演を務めるなど活躍。今後も『太陽は動かない』(2021)、『ゾッキ』(2021)などへの出演を控える。
南沙良 コメント
今回、大姫を演じさせていただくこととなりました。錚々たるキャストの皆様とご一緒できることに、とても感謝しています。
過酷な運命を辿った大姫ですが、これから演じていく中で私の中に出来上がる大姫が、どのように仕上がるのか、不安よりも期待の方が大きくなっています。歴史はひとつでも、その時代を生き、駆け抜けた大姫の物語に正解はなく、演じる物語は未来の私の一部になると思います。今回の役を通じ、皆様にお届けする大姫を楽しんでもらえるように精一杯、演じていければと思います。
ストーリー
平家隆盛の世、北条義時は伊豆の弱小豪族の次男坊に過ぎなかった。だが流罪人・源頼朝と姉・政子の結婚をきっかけに、運命の歯車は回り始める。1180年、頼朝は関東武士団を結集し平家に反旗を翻した。北条一門はこの無謀な大博打に乗った。頼朝第一の側近となった義時は決死の政治工作を行い、遂には平家一門を打ち破る。幕府を開き将軍となった頼朝。だがその絶頂の時、彼は謎の死を遂げた。偉大な父を超えようともがき苦しむ二代将軍・頼家。“飾り”に徹して命をつなごうとする三代将軍・実朝。将軍の首は義時と御家人たちの間のパワーゲームの中で挿げ替えられていく。義時は、二人の将軍の叔父として懸命に幕府の舵を取る。源氏の正統が途絶えたと時、北条氏は幕府の頂点にいた。都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の命運を賭け、義時は最後の決戦に挑んだ―。「鎌倉殿」とは鎌倉幕府将軍のこと。頼朝の天下取りは十三人の家臣団が支えていた。頼朝の死後、彼らは激しい内部抗争を繰り広げるが、その中で最後まで生き残り、遂に権力を手中に収めたのが、十三人中もっとも若かった北条義時である。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年1月~12月に放送!