平祐奈「そのままの立ち位置で会話ができた」―『10万分の1』初日舞台挨拶

『10万分の1』の初日舞台挨拶が11月27日（金）にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、白濱亜嵐（EXILE／GENERATIONS）、平祐奈、優希美青、白洲迅、奥田瑛二、三木康一郎監督が登壇した。

彼女の体はもうすぐ動かなくなる。残酷で幸福な運命が動き出す―。原作は宮坂香帆が手がける最新作。小学館「Cheese!」で連載され、“今一番泣ける漫画”とSNSで口コミが広がり、120万部突破の大ヒットを記録。難病・ALSに立ち向かう、初めて恋した高校生2人の感動の純愛ラブストーリー。EXILEのパフォーマーであり、GENERATIONS from EXILE TRIBEのリーダーを務める白濱亜嵐、平祐奈がW主演を務める。監督は、『植物図鑑　運命の恋、ひろいました』の三木康一郎。

劇中では、平演じる莉乃を見守る立場だった白濱は、演じる上で「優しい表情というか、温かい目で莉乃を見ているということを意識した」といい、一方の平は「ALSと、（自身が演じた）莉乃と向き合うことを大切にしていました」と振り返った。

白濱と平を含めて、優希、白洲の4人は仲の良さを感じさせる場面が多いが、それは撮影中にも好影響を与えていたようで、「親友という役がやりやすくて、そのままの立ち位置で会話ができた」と振り返った平。白洲は「大切な人が難病にかかってしまうという、本人が一番ショックだと思うんですけど、周りもショックを負う出来事だと思った」と改めて感じた様子だった。

莉乃の祖父役を演じた奥田は、本作のオファーについて、孫と2人暮らしという点に「僕も孫が2人いるから、その時にグッときてしまった。これは参加すべき作品だと。それと白濱くんは前から知っていて、白洲くんも知っていたので、“彼らかよ！”と」と撮影に臨んでいたことを明かした。また、「（奥田の）お孫さんとも遊ばせていただいた」という白濱だが、奥田からは「（白濱）亜嵐の前に行くと照れちゃって」というエピソードも明かされた。

最後に白濱は「2人で一歩一歩前に進んでいくストーリーで、僕自身も勇気や元気をもらいました。広まってくれると嬉しいです」と本作をアピールした後に、「僕のグループ（GENERATIONS）のメンバーがキャッチコピーを考えてくれたんです。試写会をして、小森（隼）が号泣してて・・・。一番よかったのが小森のキャッチコピーだったんです」と前置きしたものの、肝心のキャッチコピーは「キュンとぴえんが入り交ざる、人との距離がある今だからこそ・・・」と曖昧になってしまい「だいたい正解です」と言葉を濁し、笑いを誘った。さらに、三木監督から「ぴえんってなんですか？」と質問され、“ぴえん”なポーズを披露し会場を沸かせた。

【写真・文／編集部】