『佐々木、イン、マイマイン』の初日舞台挨拶が11月28日(土)にシネクイントで行われ、藤原季節、細川岳、萩原みのり、遊屋慎太郎、森優作、内山拓也監督が登壇した。
主演の藤原季節をはじめ、細川岳、萩原みのり、遊屋慎太郎、森優作、小西桜子、河合優実、井口理(King Gnu)、鈴木卓爾など2020年代の映画界を担う期待の新星から実力派俳優まで、幅広いキャストが顔を揃える本作。カリスマ的存在だった高校生とその仲間たちのドラマを通して、青春時代特有のきらめきと、もう戻らない日々への哀愁をストレートに描き出す。本作のストーリーは、俳優・細川岳の高校の同級生=佐々木とのエピソードが原案。細川が自身の出演作「ヴァニタス」を監督した内山拓也監督に映画化を持ちかけたところからプロジェクトが始まった。
主人公・悠二役の藤原は「僕が中心にいるという意識はなくて。タイトル通り佐々木という男が中心となって、その佐々木という男を周りの人間とか僕がどう見つめているかという話」と語り、演じる上で意識した点については「佐々木役を演じた細川岳を信じることということで、それは結構容易かった。細川岳という男が僕にとって信じられる男だったので」と信頼関係を築けていたことを明かした。
細川は、自身の友人がモデルとなっている本作について「モデルをそっくりモノマネするのは面白くないので、意識はしましたけどなぞることはほとんどしていないです。特徴的な仕草は監督が面白がってくれた部分は取り入れました」と明かした。
一方で「ユキを演じた萩原みのりさんとのシーンをどう作っていくかということに対しては、役者としてものすごく難易度の高いチャレンジをしたと思います」と明かした藤原。萩原は「作品を観て、私の知らない悠二がいっぱいいた。付き合ってた人のことを知っているようで知らなくて。季節くんが悠二だったら、ユキは私しか絶対無理だと、完成した今でも思っています」と細川と同じく信頼関係を感じさせた。また、萩原は「めちゃくちゃ居心地がよかったです」と撮影現場を振り返った。
本作で長編監督デビューを果たした内山監督は「(キャストたち)みんなのおかげで自分の人生が好きになりました。観ていただいて思うことがあれば、少しでも自分の人生が好きなってくれればいいなと思っています」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
映画『佐々木、イン、マイマイン』は全国で公開中!
監督:内山拓也
出演:藤原季節、細川岳、萩原みのり、遊屋慎太郎、森優作、小西桜子、河合優実、井口理(King Gnu)、鈴木卓爾、村上虹郎
配給:パルコ
©『佐々木、イン、マイマイン』