第12回TAMA映画賞授賞式が11月29日(日)に府中の森芸術劇場どりーむホールで行われ、最優秀新進男優賞を受賞した宮沢氷魚が登壇した。

「第30回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」において開催されるTAMA映画賞は、2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰する。

本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する最優秀新進男優賞を受賞した宮沢氷魚。選考対象期間中には『his』に出演した。

今回の受賞について「役者をはじめて3年近く経つんですけど、賞をいただくのは初めてなので、この賞は一生忘れない賞になると思います」と言葉をかみ締め、「この3年間で出会った作品、スタッフ、キャストのみなさんに感謝したい」とコメントした。

初主演作品での受賞となったが、「(共演の)藤原季節くんに助けられて楽しい作品になった」と振り返りつつ、「10日間共同性買うと贈ったんですけど、Tシャツ1枚と下着1枚くらいしか持ってこなくて、『氷魚、タオル貸して!』っていうところから始まった」と明かし、「自分を開いて、僕を受け入れてくれたところに感謝してるし、季節くんじゃなければこの作品は成立しなかったと思います」と藤原への感謝を口にした。

また、今後は「アメリカで教育を受けてきたので、いつか海外の作品に出てみたいという気持ちは強く思っています。そのためにいろんな役に挑戦して、どんどん成長していきたいなと思います」とさらなる活躍に期待を持たせた。

最優秀新進男優賞は、宮沢氷魚のほかに北村匠海が受賞した。また、北村からはビデオメッセージが寄せられた。

【写真・文/編集部】