ブロードウェイの傑作舞台を日本語字幕付きで映画館で楽しめる「松竹ブロードウェイシネマ」から、過去に上映された作品が配信されることが決定した。
2017年の特別上映の成功を受け、2019年4月からシリーズ化された「松竹ブロードウェイシネマ」は、ニューヨーク・ブロードウェイの傑作舞台の感動を手頃な価格で日本にいながら、日本語字幕付きで映画館で楽しめる―、そんなコンセプトから誕生した。
これまでに『ホリデイ・イン』、『シー・ラヴズ・ミー』、『ロミオとジュリエット』、『42ndストリート』、『シラノ・ド・ベルジュラック』が公開されてきた「松竹ブロードウェイシネマ」だが、今回 公式ホームページが開設され、過去に劇場公開された作品の配信が行われることが決定した。作品配信の第1作は『ホリデイ・イン』で12月4日(金)より配信が開始される。また、来月以降も期間限定で劇場公開作品が配信され、公式ホームページより俳優やスタッフのインタビュー特典なども視聴できる予定。
なお、今年劇場公開を予定していた『ジャニス・ジョプリン』、『キンキーブーツ』については、新型コロナウィルス感染拡大を鑑み、来年に公開時期を変更することとなった。
『ホリデイ・イン』は、第71回トニー賞にノミネートされたアーヴィング・バーリンの新作ミュージカル。ビング・クロスビーとフレッド・アステアが主演する1942年のミュージカル映画『ホリデイ・イン(邦題:スイング・ホテル)』を舞台化した本作では、原作のために作られ、今なお人々に愛される天才音楽家アーヴィング・バーリンの曲と詩と共に、ゴードン・グリーンバーグとチャド・ホッジが執筆した新たな脚本で、スクリーンの不朽の名作が舞台でよみがえりました。この作品の為に作られたブロードウェイの永遠の名曲であり、誰もが知っている「ホワイト・クリスマス」などでつづられたアーヴィング・バーリンの傑作ミュージカル。
ストーリー
「愛に生きるか夢にいきるかこの物語で決めて下さい」夢をとるか愛する人を選ぶか、ジム、リンダ、テッドの恋の行方はいかに?ジムは華やかなショー・ビジネスを引退し、コネティカット州の農場で暮らすことにする。しかし、歌やダンスのない生活は以前とは全く違うものだった。そんな時、幸運にもリンダという才能あふれる活発な学校教師と出会い、ジムの人生は一変する。2人は農場の家を立派なホテルに改築し、11月の感謝祭から7月4日の独立記念日まで、祝日ごとに華麗なショーを繰り広げる。しかし、そこへジムの親友テッドが現れる。ダンスの新たなパートナーとしてリンダに目を付けたテッドは、彼女にハリウッド行きを持ちかける―。
「松竹ブロードウェイシネマ」
配給:松竹
©BroadwayHD/Joan Marcus Photography/松竹