パリを舞台に⼈⿂のラブストーリーを描いた映画『マーメイド・イン・パリ』の場面写真が解禁された。
“恋を知らない人魚”と“恋を捨てた男”が奏でる心ときめくおとぎ話。恋の都パリ、セーヌ川に浮かぶ老舗のバーでパフォーマーとして働くガスパールは、傷を負い倒れていた人魚のルラを見つける。ルラは美しい歌声で出会う男性を虜にして命を奪っていた。ガスパールの命も奪おうとするが、過去の失恋から恋する感情を捨て去ってしまったガスパールには全く効かなかった。恋を知らぬまま命を奪ってきたルラと、恋を捨ててしまった心優しい男性ガスパールは、パリで出逢い恋に落ちる。この恋物語をドラマチックに描いたのは、フランスのカリスマアーティスト、マチアス・マルジウ。主演にニコラ・デュヴォシェル、マリリン・リマを迎え、共演にはロッシ・デ・パルマをはじめ、ロマーヌ・ボーランジェ、チェッキー・カリョらフランスの名優が脇を固める。
今回解禁された場面写真は、〈恋を知らない人魚〉ルラと〈恋を捨てた男〉ガスパールのロマンチックな姿。傷を負ってセーヌ川に迷い込んだルラを保護し、バスタブで休ませ手当をするガスパールや、歌を通してふたりが心を通わせていく姿など、少しずつ恋に気づき始める2人の様子がカラフルに映し出され、まるでおとぎ話のワンシーンのようなキュートな写真となっている。また、物語を彩る名優チェッキー・カリョやロッシ・デ・パルマの姿も捉えられている。
このロマンチックな物語の着想を「恋する気持ちに免疫がついてしまった登場人物たちのことが頭にあったんだ」とマチアス・マルジウ監督は語り、決定的なきっかけは2016年のパリの洪水であったと明かす。「魚やカモたちが(増水した)セーヌ川の土手に上がっていた。その光景は雪嵐の後のように危険であると同時に詩的だった。そしてキャットフィッシュが発見されたとき、人魚を作り出したいと思った」と幻想的な本作の誕生秘話を振り返る。フランスの鬼才が仕掛ける、偶然にもパリで出逢った人魚と男の恋の行方は―。
映画『マーメイド・イン・パリ』は2021年2月11日(木・祝)より新宿ピカデリーほか全国で公開!
監督:マチアス・マルジウ
出演:ニコラ・デュヴォシェル、マリリン・リマ、ロッシ・デ・パルマ、ロマーヌ・ボーランジェ、チェッキー・カリョ
配給:ハピネット
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