監督・手塚眞×原作・手塚治虫による映画『ばるぼら』の場面写真が解禁され、併せて台湾での上映が決定、手塚眞監督からコメントが到着した。
手塚治虫が1970年代に「ビッグコミック」(小学館)に連載し、禁断の愛とミステリー、芸術とエロス、スキャンダル、オカルティズムなど、様々なタブーに挑戦した大人向け漫画「ばるぼら」。その独特な世界感から”映画化不可能”と言われていたが、手塚治虫生誕90周年を記念して初映像化。監督は原作者・手塚治虫の実子でもある手塚眞、撮影監督はクリストファー・ドイルが務め、異常性欲に悩まされている耽美派小説家・美倉洋介を稲垣吾郎、芸術家のミューズであり自堕落な生活を送る謎の女・ばるぼらを二階堂ふみが演じる。日本映画界でも異彩を放つ2人が、甘美で退廃的な『ばるぼら』の異世界に全身全霊で臨んだ。
11月20日(金)より公開された本作だが、R15+作品で79劇場での公開ながら観客動員は3万人を突破し、初週の国内興行ランキング11位、実写作品としては4位の好発進となった。また、イタリアのファンタ・フェスティバル最優秀作品賞の受賞に続き、プエルトリコのカリビアンファンタスティク国際映画祭にて監督賞を受賞したことが先日発表された。
今回、12月18日より台湾での上映も決定し、手塚眞監督より喜びのコメントが到着した。併せて場面写真2点が解禁された。
手塚眞(監督)コメント
「ばるぼら」に会いに劇場へ来てくださった多くの皆さん、ありがとうございます。何度も足をお運びいただいている方々には頭が下がります。
観客の皆さんこそが映画のミューズとして、この作品に幸運と大きな価値をもたらしてくれています! ふたつの国際映画祭での受賞は、この11月に92歳の誕生日を迎えた父への素敵なプレゼントになりました。原作者としてもきっと心から喜んでいることでしょう。いよいよ台湾を皮切りに、海外での劇場上映が動き出しています。「ばるぼら」のパワーでコロナを吹き飛ばせるように祈りつつ、世界の女性に捧げるこの”究極の純愛ファンタジー”をさらに楽しんでいただけることを願っています。
映画『ばるぼら』は2020年11月20日(金)よりよりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国で公開!
監督・編集:手塚眞
出演:稲垣吾郎、二階堂ふみ、渋川清彦、石橋静河、美波、大谷亮介、ISSAY、片山萌美/渡辺えり
配給:イオンエンターテイメント
映倫区分:R15+
©2019『ばるぼら』製作委員会