『10万分の1』の大ヒット舞台挨拶が12月6日(日)にTOHOシネマズ川崎で行われ、白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)、平祐奈、優希美青、白洲迅、三木康一郎監督が登壇した。

彼女の体はもうすぐ動かなくなる。残酷で幸福な運命が動き出す―。原作は宮坂香帆が手がける最新作。小学館「Cheese!」で連載され、“今一番泣ける漫画”とSNSで口コミが広がり、120万部突破の大ヒットを記録。難病・ALSに立ち向かう、初めて恋した高校生2人の感動の純愛ラブストーリー。EXILEのパフォーマーであり、GENERATIONS from EXILE TRIBEのリーダーを務める白濱亜嵐、平祐奈がW主演を務める。監督は、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の三木康一郎。

本イベントは満員での開催となったことに、白洲からは「満員だ・・・」との声が漏れた。白濱は「こういう時期ではありますが、映画館に来てこの作品を見ていただけるということだけでも嬉しいですし、公開されて1週間経ってたくさんの方に観ていただけていると思うと、本当にすごく嬉しい気持ちですし、やってよかったなと感じています」と安堵の表情を見せた。

平は「SNSで『10万分の1』についての感想が全部良いことばかりで、見ていてこちらも嬉しかった」と明かし「私も周りの家族や友達も観てくれて号キュンしたと感想をもらえて嬉しく思います」と胸をなでおろした。

SNSや映画のレビューサイトをよく見ると明かした白濱は「ALSという病気をこの映画をきっかけに知ることができたという感想もあって、その感想を見てやっとこの映画をやる意味を見つけた」と振り返った。

本作でキュンキュンしたシーンについて問われた白濱は「どこですかね・・・結構いろいろありますもんね」と考える様子を見せながらも「電車の中の壁ドン!」と選び、観客に同意を求めると、ほどほどに手が上がった様子。平は「莉乃が寝てるときに桐谷くんが手を握るところ」と選び、観客に同意を求めるも、白濱ほど手は上がらなかった。

三木監督は本作の見どころを「雪のシーンでキスした後に寒すぎて鼻からプゥーって白い息が出るところで・・・」と話し始めると、平は「そこ!?」とすかさずツッコミを入れて会場を笑わせた。三木監督は「それは置いておいて、この4人にはリアルな部分を要求した面がありまして。特に真ん中の二人(白濱、平)は本当に病気に向き合う気落ちをしっかりお芝居に入れてほしいので、かなり厳しいこともした」と話し「しっかり病気と向き合わなければならないという部分がみなさんに伝わったんじゃないかな」と語った。

来年の抱負についてお題が出されると、平は来年3月で大学を卒業するということから「仕事と学校の両立を抜け出せるので、仕事だけに集中して頑張っていきたい」と意気込みを見せた。白濱は「来年はライブもやりたいし、踊りもお芝居も曲作りもしっかりこなしたい」と話し「自分が主演する作品でGENERATIONSが主題歌で、その曲の作詞作曲をしてみたいと思います」と意気込みを見せると、会場は拍手に包まれた。

【写真・文/蔭山勝也】

映画『10万分の1』は2020年11月27日(金)より全国で公開!
監督:三木康一郎
出演:白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)、平祐奈、優希美青、白洲迅/奥田瑛二
配給:ポニーキャニオン、関西テレビ放送
©宮坂香帆・小学館/2020映画「10万分の1」製作委員会