園子温監督×ニコラス・ケイジ主演映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』が2021年初夏に公開されることが決定した。

高名な悪党であるヒーロー(ニコラス・ケイジ)は銀行強盗をしくじり囚われ、一帯を牛耳るガバナーの支配から逃亡した女(ソフィア・ブテラ)を連れ戻すことを命じられる。特殊なボディスーツに身を包んだヒーローが女を探してたどり着いたのは美しくも暴力的な世界“ゴーストランド”。東洋と西洋が混ざり合い、混沌が包み込む町から女を見つけ出すことはできるのか?ヒーローは自由の身になれるのか?

数々の問題作を世に送り、常に日本映画界の話題をさらい続けている園子温監督のハリウッドデビュー作であり、ニコラス・ケイジ主演最新作。2019年2月に心筋梗塞で倒れた園子温監督が死の淵から不死鳥の如く舞い戻り撮り上げた渾身の一作となっている。園子温監督×ニコラス・ケイジ――狂暴かつ強烈なふたつの才能の奇跡的な融合から生まれた痛快エンターテインメントが日本に上陸する。

本作は、2017年にLAから園子温監督に本作のプロデューサーで、脚本家のひとりでもあるレザ・シクソ・サフィから脚本が届き、それを園監督が気に入ったことから、プロジェクトが始動。2018年初頭にニコラス・ケイジが出演決定、同年のカンヌ国際映画祭にて、ニコラス・ケイジ出演情報のプレスリリースが出された。当初、アメリカでの撮影を予定していたが、2019年11月~12月にかけてオール日本ロケにて撮影が行われた。

園子温(監督)コメント

――ハリウッドデビューについて
ハリウッドで監督デビューすることは、自分にとって悲願でした。プロの映画監督としてデビューした時から20年経ちますが、その当時からずっと、いつかはハリウッドに行くと誓っていました。
この映画が撮影に入る前に、心筋梗塞で集中治療室に運ばれ、死にかけました。そこから蘇り、いろいろなハードな山を越えて、撮影できました。感無量です。
――主演ニコラス・ケイジについて
ニコラス・ケイジがこの映画に出演することになったことが、この『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』を成功に導きました。彼は私の映画をとても愛してくれていたので、ものすごくやりやすかったのです。とっても困難な厳しい撮影を乗り越える事が出来たのも、すべてニコラスのおかげです。

映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は2021年初夏に全国で公開!
監督:園子温
出演:ニコラス・ケイジ、ソフィア・ブテラ、ニック・カサヴェテス、ビル・モズリー
配給:ビターズ・エンド