『新感染半島 ファイナル・ステージ』のトークイベントが12月21日(月)に都内で行われ、磯村勇斗が登壇した。

舞台は『新感染 ファイナル・エクスプレス』の4年後の“半島”。人間を凶暴化させる謎のウィルスの感染爆発で荒廃した祖国に、ある任務を果たすため戻ってきた元軍人のジョンソクを、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督が初めて手がける韓国映画『ブローカー(仮)』への出演が決定しているカン・ドンウォンが演じ、前作『新感染』で監督を務め、韓国だけでなく世界で高い評価を受けたヨン・サンホ監督が引き続きメガホンをとる。前作よりもさらに壮大なスケールで描かれ、250人を超えるVFXスタッフにより作り上げられたビジュアルと20分に及ぶ刺激的なカーチェイスは圧巻。

ゾンビ映画が好きだという磯村は、赤と黒を基調としたゾンビをイメージさせるような衣装で登壇。本作について「手に汗握りました。なんと言っても早い!それだけで恐怖を感じました」とコメントし、さらに設定についても「ゾンビ好きとしては楽しく見れました」と笑顔を見せた。

大ヒットした前作と同じヨン・サンホ監督が手掛ける本作だが、舞台は前作から4年が経ち、さらに前作では車内を中心としていたところから大きく変更。これに「いい意味で裏切られました。テイストを変えてきて、枠にとらわれずに挑戦していく人なんだと感じました」と称賛。大規模なセットも使われた撮影に「説得力があったので違和感なく入り込めました」と絶賛した。また、主演のカン・ドンウォンについては「目力がすごいと思いました。何もしゃべってなくても危機的な状況にいるんだと伝わってくる」とコメントした。

今回、12月30日より、東京タワー フットタウンで開催される「ドライブ イン お化け屋敷 新感染半島 ゾンビバージョン」を一足早く体験したという磯村は「世界観を一緒に感じながら体感できた。本当にゾンビがリアルで怖かった」とコメントし、車に乗車しての体験にもかかわらず「(フロントガラスが)割れるかと思いました(笑)」とその勢いを語った。また、もしゾンビ映画に出るとしたら?という質問には「もしゾンビ側をやるなら自我を持って、なんとか人間に戻ろうとするゾンビをやりたいです。今までは人間主体だったので、ゾンビが主人公の映画をやりたいですね!」と語った。

本作はコロナ禍において公開された韓国で前作をはるかに超える大ヒットを記録したが、映画好きでもある磯村は「配信で力を入れている映画もあって、より映画が身近に感じることができた」といい面もあったことを明かしつつ、再開後の映画館に足を運んだ際には「映画館で見ることって大事だなと改めて思いました」とコメントした。来年については「プライベートも充実させながら、俳優としてステップアップしていけるように変わらず向き合っていければ」と抱負を語った。

【写真・文/編集部】

映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』は2021年1月1日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:ヨン・サンホ
出演:カン・ドンウォン、イ・ジョンヒョン、クォン・ヘヒョ、キム・ミンジェ、ク・ギョファン、キム・ドゥユン、イ・レ、イ・イェオン
配給:ギャガ
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