パリを舞台に⼈⿂のラブストーリーを描いた映画『マーメイド・イン・パリ』の特別映像が解禁された。

“恋を知らない人魚”と“恋を捨てた男”が奏でる心ときめくおとぎ話。恋の都パリ、セーヌ川に浮かぶ老舗のバーでパフォーマーとして働くガスパールは、傷を負い倒れていた人魚のルラを見つける。ルラは美しい歌声で出会う男性を虜にして命を奪っていた。ガスパールの命も奪おうとするが、過去の失恋から恋する感情を捨て去ってしまったガスパールには全く効かなかった。恋を知らぬまま命を奪ってきたルラと、恋を捨ててしまった心優しい男性ガスパールは、パリで出逢い恋に落ちる。この恋物語をドラマチックに描いたのは、フランスのカリスマアーティスト、マチアス・マルジウ。主演にニコラ・デュヴォシェル、マリリン・リマを迎え、共演にはロッシ・デ・パルマをはじめ、ロマーヌ・ボーランジェ、チェッキー・カリョらフランスの名優が脇を固める。

今回解禁された特別映像は、マチアス・マルジウ監督と主演のニコラ・デュボシェルとマリリン・リマ、そしてロッシ・デ・パルマのインタビューを収めている。本作のストーリーについて「”もう恋愛はコリゴリだ””恋に免疫ができた”と男は思っていた。そこへ最悪で最高の娘が現れる。次々に相手を激しい恋に陥らせては心臓を破裂させる人魚だ」と恋を捨てた男・ガスパールと恋に陥らして命を奪う人魚・ルラが出会う物語であると解説するマチアス監督。

そして出会いの後に2人に訪れる変化を「恋だな」とガスパールとルラを演じたニコラとマリリンは断言。2人の恋の手助けをするアパートの隣人を演じるのはアルモドバル映画の常連のロッシ・デ・パルマ。彼女は本作を「“魔法”そして“詩的”で“愛”に満ちている」と幻想的なラブストーリーを3つの言葉で表す。

本作ではカリスマアーテイストであるマチアス監督の独創性が発揮され、細部まで工夫を凝らしたセットで撮影が行われた。「セットを見た時、すごく感動したわ。部屋のセットは隅々まで観察した」とマリリンも魅了されていたようで、特に彼女が過ごすガスパールの家の浴室は印象的なものになっている。

また、マルジウ監督はマルチな才能を発揮し、自身が率いるバンド・ディオニソスが本作の音楽を手がけている。劇中ではガスパールとルラの恋模様を描いた歌を主演の2人がデュエットしており、インタビューでは監督とニコラ、マリリンが「僕の浴室の人魚ゴムのアヒルたちの女神」と歌い出す楽しげな様子も見られる。

特別映像

映画『マーメイド・イン・パリ』は2021年2月11日（木・祝）より新宿ピカデリーほか全国で公開！
監督：マチアス・マルジウ
出演：ニコラ・デュヴォシェル、マリリン・リマ、ロッシ・デ・パルマ、ロマーヌ・ボーランジェ、チェッキー・カリョ
配給：ハピネット
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