深川麻衣主演映画『おもいで写眞』のメイキング写真が解禁された。
『虹の女神』、『君に届け』などのヒット作品に加え、近年『ユリゴコロ』、『ごっこ』など人間の深層心理に肉簿した作品で新たな境地を見出した熊澤尚人監督が「人が生きる豊かさと年を重ねる美しさ」を繊細に紡いだ小説「おもいで写眞」(幻冬舎文庫)を映画化した本作。主演は『パンとバスと2度目のハツコイ』以来の映画主演作となる深川麻衣。共演には、深川麻衣と初タッグとなる高良健吾のほか、香里奈、井浦新などの実力派が揃い、さらに、古谷一行や吉行和子など、日本を代表する俳優陣が出演する。
今回、カメラマン役を演じた深川麻衣のメイキング写真が解禁された。結子(深川麻衣)はお年寄り向けに「遺影」撮影の仕事を頼まれることになるが、最初は縁起が悪いと敬遠され中々撮影をさせてもらえない状況だった。しかし、和子(吉行和子)との出会いをきっかけに、それぞれの思い出溢れる場所で写真を撮る「おもいで写真」を撮り始める。本作は、カメラのファインダーを通してその人の人生の思い出に寄り添い、それぞれの思い出を写真という形で残すことにより、永遠に色褪せることのない記憶と記録として残していく大切さを教えてくれる作品だ。
そして、今回解禁された写真は、普段からフィルムカメラを持ち歩いている程のカメラ好きでもある深川が、カメラマン役に挑戦ということもあり、撮影の合間に共演者やスタッフにカメラを向ける姿が写し出されている。深川の人柄が伝わってくる優しげな笑顔のカットや真剣な眼差しでシャッターを切る姿など、真摯にカメラに向き合っていることが見て取れる写真ばかりだ。大好きだった祖母の遺影がピンボケ写真だったことを悔やんでいた結子。そんな苦い経験もあり引き受けた「思い出写真」の撮影は、最初は無愛想にカメラのシャッターを切っていたが、写真を見て思い出に浸り笑顔が絶えないお年寄りの姿を見ていくうちに、撮る者の心や被写体の気持ちをも投影されることを学んでいき、カメラマンとしても成長していく。
カメラマンという役を演じたことについて深川は「フィルムカメラで写真を撮るのは昔から好きだったんですけど、自分で設定して撮るというのが初めてだったので、現場のカメラマンさんに色々撮影前から撮影中もご指導いただいて、撮影していました」と撮影を述懐している。そして、「強く意識したのは声の掛け方です。本当にカメラマンさんって、掛け声とかテンポを作るのが上手なので、“はい、チーズ”とか“はい、はい”とか掛け声をちょっとずつ変えていきました」と本作の役づくりについて語っている。
映画『おもいで写眞』は2021年1月29日(金)より全国で公開!
監督:熊澤尚人
出演:深川麻衣、高良健吾、香里奈、井浦新、古谷一行/吉行和子
配給:イオンエンターテイメント
© 「おもいで写眞」製作委員会