富と権力をめぐる人間の野望と愛憎を描く『連続ドラマW 華麗なる一族』の第6弾キャストが発表された。
大阪万博を間近に控えた日本の高度経済成長期、富と権力獲得の手段として、関西の政財界で閨閥を張り巡らす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、一族の繁栄と崩壊が描かれる。脚本には、「連続ドラマW 沈まぬ太陽」など人物描写を丁寧に重ねていく幹の太いシナリオに定評のある前川洋一。監督は、映画『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』や数々の名作ドラマを手掛けた西浦正記が務める。そして壮大な野望の実現に突き進む主人公・万俵大介を映画『記憶にございません!』での好演も記憶に新しい中井貴一が演じる。
これまでに、主役・阪神銀行頭取の万俵大介(中井貴一)、その長男・鉄平(向井理)、次男・銀平(藤ヶ谷太輔)、大介の愛人・高須相子(内田有紀)、大介の妻・寧子(麻生祐未)をはじめ、万俵家の面々、さらにメインキャストとなる出演者陣が明らかになっていた本作。今回、さらなる8人の豪華キャストをはじめ、オールキャストが解禁された。
まずは大介の息子・娘に関わる人物。次男・銀平とかつて深い関係にあった女性画家・小森章子役は新川優愛、二子(松本穂香)が閨閥結婚相手として見合いをすることになる細川一也役はKis-My-Ft2の宮田俊哉が務める。次に阪神銀行で大介の側近となる融資担当・渋野しぶの常務を堀部圭亮、経理担当・大亀専務を井上肇、そして大介の秘書・速水英二役を細田善彦が演じる。
さらに、その阪神銀行と関わる面々で、大同銀行の専務・綿貫千太郎役を六角精児が、阪神特殊製鋼の専務・銭高孫六役を甲本雅裕、そして大蔵省の金融検査官・田中松夫役を温水洋一が演じる。
新川優愛が演じる小森章子は、銀平(藤ヶ谷太輔)の元恋人で画家の卵。まだ銀平が冷め切った態度になる前、2人は愛し合っていた。だが、万俵家の縁組みのルールが障害となり2人は結婚に踏み切ることができなかった。章子は銀平のもとを去り、絵を勉強しにパリへ発った。兄・鉄平(向井理)がシカゴに出張に行った際に、個展を開く予定の章子と邂逅し、銀平の今を章子に告げる。
宮田俊哉が演じる細川一也は、佐橋総理婦人の甥。東大法学部卒、業界大手の帝国製鉄秘書課勤務のエリート社員。外務官僚の小泉夫人の遠縁で、美馬中(要潤)と相子(内田有紀)によって二子(松本穂香)と見合いをすることになる。容姿端麗、博学多識で縁談相手としては申し分ないが、知識をひけらかすところが玉に瑕。細川自身は好意を持っている様子だが、二子の気持ちは―?
『連続ドラマW 華麗なる一族』は2021年4月18日(日)よりWOWOWプライムにて放送!
毎週日曜日22:00より放送(全12話)※第1話無料放送
監督:西浦正記
出演:中井貴一、向井理、藤ヶ谷太輔、吉岡里帆、松本穂香、要潤、工藤阿須加、美村里江、笹本玲奈、福本莉子、麻生祐未、高嶋政伸、石黒賢、萬田久子、田中麗奈、加藤雅也、石坂浩二(特別出演)、内田有紀