『哀愁しんでれら』の初日舞台挨拶が2月5日(金)に新宿バルト9で行われ、土屋太鳳、田中圭、COCO、渡部亮平監督が登壇した。
市役所に勤める女性が、一晩で怒涛の不幸にあい、すべてを失ってしまう。人生を諦めようとしていた彼女だったが、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医と出会い、優しく、裕福で、王子様のような彼に惹かれていく。不幸のどん底から一気に幸せの頂点へ駆け上がる、まさにシンデレラとなった彼女は新婚生活を始めるが、ある日、前代未聞の凶悪事件を起こしてしまう・・・。主人公・小春役を演じるのは土屋太鳳。監督は渡部亮平。
悲劇的運命をたどる主人公・小春役の土屋は「どうにか小春を幸せにできないかなと思って」と純白ドレスで登場。王子様的夫・大悟役の田中については「田中さんが演じると聞いたときは、『なるほど!わかった!』と大悟さんの姿が見えて、小春を身近に感じることができました」と信頼しきりの様子。撮影現場では「心が絡み合っているというか、お団子のように絡み合ってコロコロと転がって…飛び込んだという感じです」と独特に表現すると、すかさず夫役の田中が「太鳳ちゃんは面白い表現をするなあとみんな思っているけれど、ニュアンスは伝わっているよ」と優しくフォローしていた。
田中は、愛娘・ヒカリ役のCOCOについて「お芝居が初めてだとは途中まで気づかなかった。役への切り替えも自然に出来ていたので、変にケアする必要もなく、一共演者として見守っていました」とその芸達者ぶりを絶賛。土屋も「くらいつくように泣くシーンを何度もやっていて、その姿を見ているこちらも涙が出そうでした」と熱演に目を細めていた。COCOは土屋や田中との共演に「土屋さんは私が変わった眼鏡をかけていたのでその話をしてくれたり、田中さんは私のインスタを褒めてくださいました」と嬉しそうに語った。
土屋と田中は本作で3度目の共演だが、土屋の裏の顔を聞かれた田中は「太鳳ちゃんはストレッチ馬鹿。いつでも体をほぐしている」と体育会系女子としての土屋の一面を紹介。土屋は肩を揉むのが上手いそうで、田中もお返しとばかりに土屋に肩揉みをしたそうだが「マジでガッチガチだった。あのストレッチは何なの!?とビックリたまげた。お前が一番こっとるやないかい!と思うくらいガチガチだった」と土屋のコリを暴露。それに土屋は「このコリはどうしようもないというか…。頑張ってストレッチしているけれど」と照れ笑いで「圭さんもマッサージが上手い。ファンクラブイベントで圭さんのマッサージなどやってみたらいかがですか?」と話をすり替えた。
土屋は田中の裏の顔について「圭さんは裏表がなくて、ありのままが服を着て歩いてきた感じ。寝ぐせも凄いままで現場に来るし、ジャージにサンダルで来る。でも心は温かいので、アボカドみたい。外は柔らかいけれど中はハードボイルドだよという感じ」と個性的な言葉で田中の人柄を表現していた。
また、この日は2月3日に26歳の誕生日を迎えた土屋にガラスの靴が乗ったオリジナルフラワーケーキをサプライズでプレゼント。田中から「来年も再来年もずっとこのままで成長していってほしい。土屋太鳳の木には沢山の実がなっているので、そのまま変わらず、元気に明るく、みんなに愛され愛す太鳳ちゃんでいてください」との祝福を受け取った土屋は「私はゆっくりタイプかもしれないけれど、一日一日を大切にして、枯れても種のために枯れられたらと思います」とやや天然っぽさを感じさせつつも、実りの多い人生への誓いを立てていた。
映画『哀愁しんでれら』は全国で公開中!
監督:渡部亮平
出演:土屋太鳳、田中圭、COCO、山田杏奈、ティーチャ、安藤輪子、金澤美穂、中村靖日、正名僕蔵、銀粉蝶/石橋凌
配給:クロックワークス
©2021 「哀愁しんでれら」製作委員会