『樹海村』の初日舞台挨拶が2月5日(金)に丸の内TOEIで行われ、山田杏奈、山口まゆ、神尾楓珠、倉悠貴、工藤遥、大谷凜香、塚地武雅、安達祐実、清水崇監督が登壇した。
昨年2月に公開され、興収14億円超えという大ヒットを果たした『犬鳴村』に続く「恐怖の村」第2弾の舞台は“絶対に行ってはいけない”“入ったら生きては出られない”と噂される富士の樹海。富士の樹海は、今から約1,100年以上前に富士山大噴火で流出した青木ヶ原溶岩流を覆っている広大な森。およそ3,000ヘクタール(東京ドーム約642個分)にもおよぶ樹海では、「コンパスが効かない迷いの森」、「入ると何者かに襲われる」、「様々な怨念を持ったヤバい村がある」と聞くだけでゾッとするような様々な都市伝説が飛び交っている。山田杏奈、山口まゆがW主演を務める。
昨年の緊急事態宣言解除後に撮影されたという本作だが、W主演を務める山田は「自粛明け初の作品だったので思い出深い」と振り返り、同じくW主演の山口は、1月30日・31日に行われた先行上映後にSNSで感想をチェックしたようで「エゴサーチばかりしてドキドキしてた(笑)」と本作への思いを語った。
映画には実際に霊が映りこんでいるという話題が絶えない本作だが、“不穏な雰囲気は感じた?”という質問に神尾と倉は見つめあい、「不穏ではあったよね、内容が不穏だし」と笑いを誘う神尾。ただ、神尾自身は「家族愛とか友情とかが出てくるので、そっちに集中していたら周りに目がいかなかったですね」と答えた。
一方でホラーが苦手だという工藤は、映画の冒頭で“東映のマーク”が映されると「あの時点でもう無理かもしれないなと(笑)」と“開始3秒”で席を立ちそうになったほどだという。同じくホラーが苦手な安達が「台本読んでるのに、何が起こるか分からない気持ちになってビクビクしながら見ました」と明かすと、工藤は「私は自分が出ているところも怖かった」と明かした。
この日も“余裕がある”と言われたW主演の山田と山口。山田は「私は(霊が)見える役だったんですけど、本当に何もないんです。困っちゃうくらい何もなくて。撮影中はいるんじゃないかと思って探してました。急に振り返ってみたり、部屋の隅を見てみたりしたんですけど、私には縁がなかったです」と冷静に答えると、清水監督は「肉眼で見えるものじゃないから(笑)」とツッコミが入り、笑いを誘った。
最後に山田は「今日から全国で上映なので、この物語がいろんな人のところに届いて、どんな感想を生むのか、どんな感情を生むのかを楽しみにしています。この様なご時世ですが対策を行ったうえで映画館に足を運んでいただければ嬉しいです」、山口は「いろいろなところで宣伝させていただけて嬉しいです。みなさん発信でこの映画をたくさんの人に広めていただけるよう、私たちも宣伝がんばりますので今後ともよろしくお願いします」と本作をアピールした。
【写真・文/編集部】
『樹海村』は公開中!
監督:清水崇
出演:山田杏奈、山口まゆ、神尾楓珠、倉悠貴、工藤遥、大谷凜香
©2021 「樹海村」製作委員会