情熱エンターテイメント青春映画『野球少女』へ人気漫画家・詠里が描くイラストとコメントが到着した。
最高球速134km/hの速球とボールの回転力が強みの天才野球少女チュ・スイン(イ・ジュヨン)。高校卒業後はプロ球団で野球を続けることを夢見て、誰よりも練習を重ねてきた。しかし、女子という理由でトライアウト(プロテスト)も受けられない。おまけに友人、家族からも反対される。そんな時、プロを目指し夢破れた新人コーチのチェ・ジンテ(イ・ジュニョク)が赴任し、大きな変化が訪れる。果たして彼女の夢は叶うのか―。主演はNetflixドラマ「梨泰院クラス」のイ・ジュヨン。本作で演じるのは、プロ野球選手を目指す天才野球少女。決して夢を諦めずに、社会に立ち向かっていく姿に誰もが胸を打たれた。
今回、草野球を楽しむ平凡なサラリーマン長嶋くんの前に突如として現れた野球女子、松井さんを描いている「松井さんはスーパー・ルーキー」の人気漫画家の詠里からコメント、イラストが到着した。“女性であることは長所でも短所でもありません”と前置きした詠里は、「男ばかりのチームの中に紅一点、すごい女性選手がいる…そういう物語は昔からいくつもありますが、ここまで真剣に一人の野球選手として尊重し、その実情に迫った物語はなかなかないと思います」と語り、高校卒業前後、極寒の真冬撮影されたことに「レアすぎるっ」と切り込んだ。そして、「日本と韓国、国は違いますが、女子野球選手を取り巻く環境は驚くほど似ていますし、決して知らないどこかの話ではないと強く感じた」と、女子が野球に挑む姿が国境を越えて心に響いた様子だ。
詠里描き下ろしのイラストは、プロ野球選手を目指すスインの凛々しい姿が全面に描かれている。そして、「女子かどうかは関係ない。お前は実力がない」と身もフタもない言葉で天才野球少女を突き放すコーチのジンテ(イ・ジョニョク)、さらに幼い日から共に野球を続けるジョンホ(クァク・ドンヨン)の切ない思いが描かれる。「このシーンがめちゃ好き」と言葉を添えて、猛特訓を続けるスインを気遣うジョンホが爪を保護するマニキュアを贈る場面も描かれており、日本公開に期待が高まる内容となっている。
「松井さんはスーパー・ルーキー」コミック第一巻
作者:詠里
発売日:2021年3月23日(火)
※ 講談社「イブニング」公式サイト
映画『野球少女』は2021年3月5日(金)より全国で公開!
監督・脚本:チェ・ユンテ
出演:イ・ジュヨン、イ・ジュニョク、ヨム・ヘラン、ソン・ヨンギュ
配給:ロングライド
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【文/片岡由布子】