映画『トムとジェリー』の応援団結成イベントが2月10日(水)に都内で行われ、霜降り明星(せいや、粗品)、飯豊まりえが登壇した。

多才だけどお調子者でドジなネコのトムと外見は可愛いがずる賢くて容赦ないネズミのジェリー。会えばケンカばかりで、常に追いかけっこを繰り広げる最強コンビが1940年に誕生してから80年。第一作でアカデミー賞にノミネートされ、その後製作された作品も含め7回のアカデミー賞の受賞やノミネートに輝き、良質な物語と誰をも魅了する愛らしいそのキャラクタで瞬く間に世界中を虜にし、現在もファンを増やし続けている。そんな世界中で愛される最強コンビが、ついにスクリーンにやってくる。

イベントには「トムとジェリー」が大好きだという霜降り明星のせいや、粗品、そして飯豊まりえが登壇。今回のイベントで、本作にはゲスト声優として参加していることが発表された3人だが、「家族全員で大好き」だという飯豊は、本国のオリジナル版で監督が声を担当したという鳩のアナウンサー役を務めており、「監督の勢いがあるお手本があって、それに引っ張られそうになった(笑)」と明かした。

一方で、霜降り明星の2人は、トムの“心の天使と悪魔”を演じているといい、「(アニメを)全部見たと思う」というほどのトムジェリ愛を明かしているせいやは「この感じやらせてもらえるの!ってうれしかった」と興奮気味に語った。どちらが天使と悪魔を演じるかは当日決められたといい、「『粗品さんのほうが悪魔っぽいので悪魔で』って言われて。当日はうれしかったんですけど、悪魔っぽいって・・・」と複雑な心境を語ると、せいやは「性格で決まったと思う」と返した。

アフレコは実際の映像を見ながら行ったようで「激しいシーンがあるんです。テンポもあって。笑いながらやりました」と振り返るせいやに、粗品も「違和感なくてすごいと思いました」と実写とアニメの融合に驚きを見せていた。また、飯豊は「海外ドラマのような言い方で言うのはどうでしょう?って提案させていただいたら、『それいいね!』ってなってセリフが全部変わりました」と明かした。

また、トムとジェリーの関係性にちなんで“嫌いだけど好きな関係やものは?”と聞かれた飯豊は「自分」と答え、「もっと器用になりたいって思うんですけど、自分しか好きになれる人もいない。大嫌いだけど好きになりたい」と語り、この回答に霜降り明星の2人は驚いていた様子だった。

イベントでは、“トムとジェリー愛”を試すべく、「3択クイズ」と「お絵かき」での対決が行われた。3択クイズは見事正解した飯豊とせいや。“トムとジェリーと一緒にやりたいこと”をテーマにしたお絵かきでは、黒ペンを持っていた飯豊がまさかのカラーで描かれた絵を出し、「楽屋で描いちゃいました(笑)」と答え笑いを誘った。そんな飯豊は「映画の舞台のNYでドライブしたいです。ハプニングとかも起きそうだけど楽しいんじゃないかな」と笑顔を見せた。

【写真・文/編集部】

映画『トムとジェリー』は2021年3月19日(金)より公開!
監督:ティム・ストーリー
出演:クロエ・グレイス・モレッツ、マイケル・ペーニャ、ケン・チョン、コリン・ジョスト、ロブ・ディレイニー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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