劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』《後編》の公開記念舞台挨拶が2月11日(木・祝)に丸の内TOEIで行われ、三石琴乃、福圓美里、野島健児、松岡禎丞が登壇した。
1991年から97年に渡って少女漫画雑誌「なかよし」で連載された武内直子作の「美少女戦士セーラームーン」。92年からはTVアニメの放送も始まり、可愛らしくポップなビジュアルと、運命に導かれた女の子たちが華麗に変身して戦う愛の物語は、当時の女の子たちを夢中にさせ、社会現象を巻き起こした。2014年には新シリーズ「美少女戦士セーラームーンCrystal」として再びアニメ化。2021年に最新作劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』前後編として劇場に帰ってくる。本作は原作の4期にあたる《デッド・ムーン編》が描かれている。セーラー戦士たちが、地球の征服を目論む女王ネヘレニア率いる、デッド・ムーンサーカスから人々を守るために立ち向かっていく物語。
舞台挨拶に登壇したのは、エターナルセーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃、エターナルセーラーちびムーン/ちびうさ役の福圓美里、タキシード仮面/地場衛役の野島健児、エリオス役の松岡禎丞の4人。
観客を入れての舞台挨拶が久しぶりだという光石は「うれしくて舞い上がって最初の挨拶で役名と名前言ってなくてごめんなさい!」と笑いを誘い、福圓も「今めっちゃ楽しいです!幸せです」と満面の笑みを浮かべた。
今回の劇場版で初めて「セーラームーン」シリーズに参加した松岡は「ドッキリかと思いました」と振り返り、オーディションでは「手ごたえを全く感じなかった」と落ちると思い込んでいたことを明かし、実際に起用され、台本を受け取ると「“やったー!”っていう感情じゃないんです。うれしいとか、様々な感情が渦巻いている」と長年歴史を気づいてきた本シリーズへの参加を喜んだ。
また、シリーズを通して「地球を守ろうとする戦士として成長し、上のランクに行ったのかな」と分析する三石は「成長というかスケールアップした感じ」今回のうさぎ役を演じて感じたことを明かした。野島も「大人になった」と自身の役どころを語った。
本シリーズでは原作の4期を描いていることから“続きが気になる”というMCからの振りに「やるって言いきっちゃったらいいんじゃないですか?」とささやく野島。これに三石は「やります!(笑)」と宣言し、会場からは拍手が起きた。
舞台挨拶ではこれまでセーラームーン/月野うさぎを演じてきている三石に“月”の形の花がサプライズで贈られ、驚きと喜びを隠せない三石に福圓は「うさぎちゃんは琴乃さんそのものなんだなと」と感じたことを明かし、「また30年後にリバイバルがあって、私たちがいなくなっても琴乃さんはうさぎちゃんであってほしい。ずっとうさぎちゃんであり続けてほしい」と語った。
最後に三石は「この作品のおかげで私はここに立てているので感謝でいっぱいです。これからも『美少女戦士セーラームーン』をよろしくお願いします」とメッセージを送った。
劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』前編は2021年1月8日(金)より、後編は2月11日(木・祝)より公開!
監督:今千秋
声の出演:三石琴乃、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里、野島健児、皆川純子、大原さやか、前田愛、藤井ゆきよ、広橋涼、村田太志、中川翔子、松岡禎丞、渡辺直美、菜々緒
配給:東映
©武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会