ミュージカル『Endless SHOCK -Eternal-』上演1800回達成記念会見が2月12日(土)に帝国劇場で行われ、堂本光一、上田竜也、梅田彩佳、越岡裕貴、松崎祐介、寺西拓人、高田翔、椿泰我、松井奏、石川直、前田美波里が登壇した。

日本演劇界におけるミュージカル単独主演記録1位を更新中の驚異的ミュージカルが、初演から20年の歴史の中で初めて映画館に登場する。2020年2月の公演中止後に、無観客の帝国劇場にクレーンカメラ3台を含む16台のカメラを持ち込み様々なポジションに設置、そして1台のドローンを飛ばし、通常客席からは観ることのできない新しい『Endless SHOCK』が撮影された。監督は堂本光一が自らつとめ、映像、音楽、編集にもこだわり抜いた本作。ドローンカメラが迫る迫力のフライング、複数のカメラで最高のアングルから撮影した、主演の堂本光一をはじめ、上田竜也ほか実力派キャストのダイナミックなパフォーマンスは、また新たな感動を巻き起こす。

2000年11月の初演『Millennium SHOCK』以来、堂本光一が代役なしで全公演に出演、国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けて、ついに迎えた上演1800回達成。上演後に取材陣を前に「ちゃんとしないといけないなって改めて気が引き締まる思い」と口にした堂本。上田も、昨年公演が中止となり祝うことが出来なかった“1800回”という記念公演に改めて「お祝いすることが出来てうれしい」と語った。

「Endless SHOCK」のスピンオフとなる本公演「Endless SHOCK Eternal」について、「回数に数えないほうがいいのかなと思っていたんです」と明かす堂本だが、「紛れも無く『SHOCK』だからカウントしたほうがいいというご意見で」と周囲からの声があったことを明かした。また、一年越しとなる1800回公演に「このメンバーで今こうしてかみ締めることが出来る、それはうれしいことです」と笑顔を見せた。

また、初演当時21歳の堂本は帝国劇場史上最年少座長を務めたが、「ただの若造だった僕を、この歴史ある帝劇という場所に立たせてくださった。それはジャニーさんがいて、当方の関係者の方画だ、みなさんが後押ししてくださるということが、すごいことだなと思います。今の僕だったら当時の僕に帝劇の真ん中に立たせるなんて『ふざけんじゃねえよ』って(笑)だけど周りがサポートしてくださった、そこに感謝しかないです。もちろん今もです。何があったとしても、『ダメだなあいつ』といろんなことがあってもじゃニーさんがフォローしてくれたんだと思う」と感謝の気持ちを口にした。

さらに、堂本は「ステージに立っているときに、“なんでこんなに怖い仕事を選んだんだろう”と思うことありません?」と前田に問いかけ、続けて「長い公演の中で、“身体が順応してきた、いい感じだな”、次の日ふとセリフを一言言うのが怖いと思うときがあるんです。その怖さがなくなったときが、一番よからぬときなのかなって思います」と改めて気を引き締める場面も。

最後に堂本は「1800という数字は、支えてくださったみなさんが作ってくださった数字だと思っています。一人ひとりのみなさんの思い、そういったものをしっかりと受け止めて、これからも努力をして、思いに答えるべく努力していきたいと思います。これからも『SHOCK』という作品を愛していただければうれしいです」とメッセージを贈った。

【写真・文/編集部】