新作アニメ「特『刀剣乱舞-花丸-』～雪月華～」三部作が2022年に劇場上映されることが決定した。

原案は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」。2015年1月にサービス開始以降、大きな支持を獲得し、全国各地に刀剣ブームを巻き起こす一因となった大人気コンテンツのTVアニメ第1期が2016年より放送が開始され、2018年から第2期となる「続『刀剣乱舞-花丸-』」が放送された。

そして、今回2月14日（日）に『刀剣乱舞-花丸-』 のスペシャルイベント「花丸 春一番！」が開催された。この日はたくさんの刀剣男士が勢ぞろいし、増田俊樹（加州清光役）、市来光弘（大和守安定役）、新垣樽助（へし切長谷部、長曽祢虎徹役）、濱健人（陸奥守吉行役 ）、石川界人（歌仙兼定役）、佐藤拓也（燭台切光忠、江雪左文字役）、斉藤壮馬（鯰尾藤四郎・鶴丸国永役）、古川慎（大倶利伽羅役）、田丸篤志（一期一振役）など、12振り9人のキャストがオリジナル朗読劇やバラエティコーナーなどで体をはって会場を盛り上げた。

さらに、新作アニメの劇場上映の発表も会場内で行われ、それに伴い作品名や新刀剣男士の解禁が行われ、サプライズで高梨謙吾（山姥切長義役）が登場。山姥切長義のキャラクタービジュアルが披露された。

イベントの最初のコーナー「“花丸”をつけたい！僕たちのベストシーン！」では、アニメ『刀剣乱舞-花丸-』より、キャスト陣が選んだベストシーンを紹介しながら、アニメの振り返りトークを行うことに。第1期のオープニング映像をセレクトした佐藤は「キャラクターの様々な表情が凝縮された映像を見た時に、幸せな気持ちになりました」とコメントし、録画して何度も映像を繰り返し見たという当時の思い出を語った。

その後も、それぞれのキャスト陣から名場面が紹介され、綺麗好きな歌仙が洗濯をしているシーン（石川）、ゲームには無い一面を見ることができたという大倶利伽羅の日常を描くシーン（古川）など印象的なシーンを紹介。また、新垣は第2期のたまご料理を作りながら「たまごふわふわだあー」と歌うミュージカル調のシーンを挙げ、「前触れなくミュージカルが始まるという、アニメ『刀剣乱舞-花丸-』の自由さが際立つシーンで、とても楽しめました」とアフレコ時の感想を語った。そんなコミカルなシーンとは対照的に、市来からは、第1期の最終話で安定が清光に叱られるシーンをセレクト。「物語のクライマックスで、清光が涙を流して安定に訴えかける美しくて印象的なシーンでした」と第1期を振り返った。

続いて、キャスト陣による朗読劇を披露。風に飛ばされてしまった主の書付を追って、様々な刀剣男士が次々と登場。甘い飲み物やお菓子を楽しむ刀剣男士の日常を描く物語が展開した。朗読劇の後は、バラエティコーナーへと移り、「ちり紙乱舞」と称し、風に舞うちり紙を箸でキャッチするゲームを行うことに。1週目は扇風機の風を受けて宙に舞うちり紙を6人のキャスト陣が全員華麗にキャッチ。そして、2週目では扇風機の代わりに、威力抜群の送風機・ブロワーを使ってゲームに挑戦。強い風力に戸惑うキャスト陣だが、抜群の運動神経で見事にキャッチし、ミッションクリアとなった。

ここで、再び朗読劇の続きを披露。書付を追ってピンチに陥ってしまう刀剣男士たちの姿を、コミカルな演技でキャスト陣が熱演。会場からは思わず笑いがこぼれる場面も。また、物語を楽しんだ後は「絵合わせ乱舞」のゲームコーナーへ。キャストが2人でペアとなり、与えられたテーマを左右半分ずつ描き、アクリル板超しにお互いの文字を組み合わせて完成度を競う。出されたお題は「漢字の“花”」。大きさまでぴったりと揃い、見事な文字を完成させた斉藤さん＆佐藤さんが勝利を手にした。

続けて朗読劇のクライマックスを披露。主のために一丸となってとある計画を実行する刀剣男士たちの姿と、主への感謝の想いを込めた温かなメッセージに会場からも大きな拍手が贈られる。そして、クライマックスを迎えた朗読劇に、謎の刀剣男士の姿が。“とある本丸”に顕現したと見られる山姥切長義の登場に会場のファンから驚きの声が上がり、山姥切長義を演じる高梨がサプライズゲストとしてステージに現れ、大きな拍手で迎えられた。

最後に増田は「この場で新作の発表ができることをとても嬉しく思っています。そして新作への期待も膨れ上がっています。アニメを観ることで、少しでも皆さんの不安を吹き飛ばしたいと思って演じています。『花丸』は終わりません！」、市来は「『花丸』がスタートして、あっという間の月日が流れたんだなと思うと、感慨深い気持ちでいっぱいです。応援してくれる皆さんとスタッフの力だと痛感しています。新作も、そしてその先も応援を宜しくお願いいたします！」とメッセージを贈った。

また、本イベントの模様を収録したイベントDVDが5月26日（水）に発売決定した（5,280円（税込））。

高梨謙吾（山姥切長義役）コメント

――演じられるキャラクターの印象と、演じるにあたっての意気込みを教えてください。
第一印象はプライドの塊で取っ付きにくい印象でした。でも関わっていく内に人間味が溢れてきて、ただ不器用過ぎるだけなんだなと今では思います。そんな彼に誰よりも寄り添い、丁寧に演じさせていただこうと思います。
――身の回りで最近あった、「花丸」なことを教えてください。
2匹の飼い猫がいればそれだけで、毎日が花丸です！ただ、要求がすごくてうるさすぎるのが玉に瑕です(笑)かわいいですけどね！

山姥切長義