『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』の大ヒット御礼舞台挨拶が3月15日(月)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、豆原一成(JO1)、白石聖、後藤淳平・福徳秀介(ジャルジャル)、山内大典監督が登壇した。
新型コロナウイルスの影響で映画界もたくさんの作品が公開延期となり、撮影も中止が続くなど大きな打撃を受けた。こんな環境だからこそ「前向きで、世の中に元気を届ける」ために「エンタメの炎を絶やさない」という想いのもと、8組24人のキャスト、クリエイターが集結し、今だからこそ届けたい“密”なエンターテインメントが誕生した。各話ごとに2人の主人公が出演し、近距離での“心の濃厚接触”を描く各話約10分のショートストーリーを結集。岡村隆史(ナインティナイン)×豆原一成(JO1)、海宝直人×亜生(ミキ)、倉科カナ×徳井義実(チュートリアル)、小池徹平×じろう(シソンヌ)、白石聖×後藤淳平(ジャルジャル)、般若×秋山竜次(ロバート)、松井玲奈×山崎静代(南海キャンディーズ)、水川あさみ×近藤春菜(ハリセンボン)(50音順)という豪華キャストが参加。
今回の舞台挨拶には、8本のショートストーリーのうち『本日は、お日柄もよく』でナインティナイン・岡村隆史と共演したJO1の豆原一成、『まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい』に出演する白石聖、ジャルジャル・後藤淳平、同作の脚本を担当したジャルジャル・福徳秀介、そして両作品を監督した山内大典の5人。
本作で初めて演技をしたという豆原は「恥ずかしいっていう気持ちしかなかった」と本作を鑑賞した際の思いを振り返りつつ、会場を埋め尽くしたファンを前に「めちゃくちゃ緊張します。ファンのみなさんに会うのがファンミーティング以来で一年ぶりなので・・・メンバーがいないので」と緊張を隠せない様子。
クランクイン前には山内監督と本読みで一度会ったという豆原だが「僕の弘樹(豆原の役名)を見たいと言ってくださって。撮影するまでに作ってきてくださいと言われたのがうれしかったです」と監督との会話を明かした。そんな豆原の準備に「期待以上のものが出てきてビックリしました」と明かす山内監督。
ジャルジャル・後藤とワンシチュエーションの作品に挑んだ白石は「自分の作品をまじまじと見るのが苦手なんですけど、自分でこういうのもなんですけど、半日もかからない撮影期間だったんですけど、後藤さんのやわらかい空気感で映像になっていると思いました」と振り返ると、「5時間でした」と撮影時間を明かす後藤は「絶対に時間を押すことはできないんだろうなと感じました」と言い、これに山内監督は「撮るっきゃないと、やらせていただいて・・・」と明かした。
脚本を担当した福徳は「場面転換できないのは難しかったです。後は小道具に頼るしかないという感じで」ワンシチュエーションでの物語の難しさを明かし、白石は「会話のテンポ感が大事になってくるんじゃないかと思った」と語った。
また、豆原は「しゃべりながら動作をするとか、追いかけながらセリフを言うことが自分の人生の中でほとんどなくて、豆原一成としか生きたことがなかったので不思議な感覚と、練習をしてきたのでやるしかないと思いました」と語り、さらに練習については「(JO1で)リーダーの與那城奨とリーダーの部屋で岡村さんの台本を読んでもらって練習しました。結構ガチでやってましたね、奨くんが。ゴリゴリの関西弁でやってくれて」とメンバーの助けがあったことを明かした。
最後に豆原は「大切な作品ですし、これからも見てもらえたら嬉しいです」と本作をアピールし、また“今後役者は?”という質問に「やりたいです」とさらなる活躍を期待させた。
【写真・文/編集部】
映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』は2021年2月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
配給:吉本興業
©「半径1メートルの君~上を向いて歩こう~」製作委員会