『騙し絵の牙』の“大泉洋の1日直属部下選考・オンライン面接”イベントが3月18日(木)に都内で行われ、大泉洋、松岡茉優が登壇した。

塩田武士が俳優・大泉洋を主人公にあてがきし、話題・評判ともに世間の注目を集めたベストセラー小説「騙し絵の牙」(角川文庫刊)を吉田大八監督により実写化。主人公の雑誌編集長・速水役には、もちろん本作の主人公としてあてがきされた俳優・大泉洋。大泉と映画初共演で吉田組には『桐島、部活やめるってよ』以来となる松岡茉優の他、佐藤浩市、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼など日本を代表する超豪華俳優陣が大集結。それぞれがクセモノ揃いのキャラクターを見事に演じ、崖っぷち出版社を舞台に繰り広げられる仁義なき騙し合いバトルが誕生した。

今回のイベントは、今後行われるイベントで大泉洋の“1日直属部下”として働く一般人を募集し、大泉洋と松岡茉優が直接面接を行い、その場で選ぶというもの。「理想の上司ランキング」として選ばれていると言われた大泉は「微妙なランクに入ってるんですよね、5位とか6位とか中途半端な」と早速ぼやきつつ、この日大泉が面接を行っている様子を、配給元である松竹の人事部が審査すると明かされると「え、人事部が僕を見て審査するってことですか?松竹に僕の何が分かるって言うんですか?」とぼやきが止まらない大泉。

イベントには、全国から選ばれた4人の一般人とオンラインでつなげ、モニターに顔を映し、1人ずつ大泉と松岡が面接をしていった。1人目の大阪府在住の会社員はこの日のためにパーマをかけ、大泉に寄せてきたと明かし、さらに大泉のエピソードトークのモノマネを披露すると、大泉は「すごい!」と大興奮。

続けて東京在住の会社員からは「(賞品の)Amazonギフト券が欲しかった」と正直な感想が飛び出し、これには「それ欲しさで集まってるんじゃ」と疑いつつも「大事なことですからね」と理解を示す大泉。神奈川県在住の大学生は志望動機を「大泉さんのぼやきの対象になること」と語ると、「受かると思いますか!?ミスするとわかってる人!」というとMCからは「圧迫面接ですよ」とツッコミが入り、笑いを誘った。しかし、学生が今後就活で映画プロデューサーになりたいと明かすと、大泉は「よろしくね、大事にしないといけないと思って。さっきはごめんね、圧迫面接しちゃって」と態度を急変させた。

4人の面接を終えた大泉と松岡はは真剣に議論を重ね、「みなさんよかった」と悩む大泉。話し合った結果、1人目の候補者に決めると、「一度お会いしてエピソードトークにもっと磨きをかける稽古をしましょう」とコメント。

さらにここまでの様子を見ていた松竹人事部から大泉の評価が下され、“30点”と明かされると、松岡からは「赤点じゃないですか」とツッコミ。「声を荒げたり、一貫性に欠ける姿勢は面接官としてNG」「自分の損得を優先している」などの採点理由が明かされ、さらに“自分の話が多い”という評価に「返す言葉もないです」と一言。さらに「確かにそうですね。こんな面接官あったらおもしろいけどね」と悔しさをにじませつつ「なんですかこれ」とぼやいた。

最後に松岡は「出版業界を舞台にした映画ですが、今のお仕事事情とリンクしているのでぜひ映画をお楽しみに」、大泉は「映画に出てくる速水は100点満点の男でかっこいい上司です。今日の面接官・大泉とは全く違う編集長・速水をご覧になっていただければ」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

映画『騙し絵の牙』は2021年3月26日(金)より全国で公開!
監督:吉田大八
出演:大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ/斎藤工、中村倫也、佐野史郎、リリー・フランキー、塚本晋也/國村隼、木村佳乃、小林聡美/佐藤浩市
配給:松竹
©2021「騙し絵の牙」製作委員会