今回解禁されたビジュアル


愛憎の限界を超える逃避行を描いたロードムービー―Netflix映画『彼女』の予告編とキーアートが解禁された。

原作は、女性2人の極限の愛憎を描いた中村珍の「羣青」(小学館IKKIコミックス)。同性愛者の永澤レイと、夫から壮絶なDVを受けている篠田七恵。高校時代から七恵に恋をしていたレイは、彼女のために夫を殺害する。自分のために殺人まで犯したレイに疎ましさと恐ろしさを抱く七恵と、そんな彼女を生かすため、すべてを受け入れるレイ。互いに愛を欲しながら、絡み合わない想いをぶつけあうレイと七恵。正しいことも悪いことも、愛も憎しみも限界を超えた彼女たちの逃避行を描く。永澤レイ役を水原希子、篠田七恵役をさとうほなみが演じる。メガホンをとるのは廣木隆一監督。

今回、予告編とキーアートが解禁された。夫からの暴力で死を口にするほど傷つけられた七恵を前に「旦那が死ぬべきでしょ」と憤るレイ。虚ろな表情で「だったら殺してくれる・・・?」と七恵。殺人という罪を犯し、帰る場所もなくしてしまったレイは、不安そうな七恵に「もう誰もアンタを殴らない!蹴らない!」と、あえて軽快に呼びかける。

名曲「CHE.R.RY」を口ずさみながら車を走らせ、全てから解放されたような笑顔を浮かべながら旅を続けていく2人から一転、「あんたが殺しちゃったんだからこうなったんじゃない!」という叫びと共に、どうしようもない気持ちをぶつけ合うレイと七恵。やがて朝日を浴びながら身を寄せ合う2人は、果たしてどこかにたどり着けたのか―。「誰のためだったら、人を殺せる?」という問いかけが、様々な感情を観る者の中に呼びおこす映像になっている。 

細野晴臣(テーマ曲制作)コメント

昨年は地球規模の災厄により、自分の音楽活動も内にこもる日々でした。そんな時に救われたのが映画音楽で、廣木隆一監督から「テーマになるような音楽を1曲」という、とても魅力的なオファーが届きました。その1曲を分解し使う手法もすごい。主演お二人の「女優魂」に圧倒され、音楽を提供したことも忘れて魅入ってしまいました。

予告編

Netflix映画『彼女』は2021年4月15日(木)よりNetflixにて全世界同時配信!
監督:廣木隆一
出演:水原希子、さとうほなみ、新納慎也、田中俊介、鳥丸せつこ、南沙良/鈴木杏、田中哲司/真木よう子
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