常識を覆す衝撃の愛の物語”―映画『砕け散るところを見せてあげる』に各界の著名人からのコメントが到着した。

本作は、言葉の軽快さで10代特有の空気感を表現し各世代から支持を集める竹宮ゆゆこの初の実写映像化作品。中川大志、石井杏奈がW主演を務める。どこにでもいる高校生の濱田清澄は、“学年一の嫌われ者”と呼ばれて孤立していた一年生の蔵本玻璃を、いじめの手から救い出そうとする。清澄は玻璃の愛らしさと心の美しさに気づき、玻璃は清澄に感謝と憧れの想いを抱き、2人は心の距離を縮めていく。だが、玻璃には誰にも言えない秘密があり、玻璃を守り抜こうとする清澄にも〈恐るべき危険〉が迫る─。

今回コメントを寄せたのは、本作の原作者である竹宮ゆゆこ原作のTVアニメ「とらドラ!」で声優を務めた堀江由衣、間島淳司、釘宮理恵、そして大の竹宮作品ファンだという花澤香菜ら声優陣。さらに音楽界から、俳優としても活躍する銀杏BOYZの峯田和伸、THE BACK HORNの菅波栄純、そしてマカロニえんぴつのはっとりという豪華面々。

堀江由衣(声優)

竹宮先生の作品が大好きでよく読ませていただいています。清澄くんや玻璃ちゃんはこの時こんな表情だったんだ…とかこんな街に住んでいるだ〜と小説を思い出しながら、映画も観させて頂きました。清澄くんの「相手のために伝えなきゃいけないって時もあるんだよ」というセリフが何かとても印象に残っています。ほんの少しですが予告の音声でこの作品に関わらせていただけて嬉しかったです。

釘宮理恵(声優)

怒涛のごとき竹宮ゆゆこ先生ワールド!鋭すぎるナイフでめちゃくちゃに切りつけられながら、大きくて温かい愛にくるまれるような気持ちになりました。見る人それぞれの心に響くであろう名言だらけです!ぜひ!!

間島淳司(声優)

最初に思ったのは「何が」砕け散るの?ということ。タイトルから内容を想像することが難しいな…と思いつつあえてなにも情報を持たずに見たのですが、相変わらず重めのテーマというか…他者が描かない“人間の汚いところ”を描くのが上手い方だなーと思いました。
そして台詞回しに現れる竹宮先生感…。別の作品なのに見ていてすごく既視感があったというか。箇所箇所にすごく“エモい”セリフやシーンがあるので、自分の好きなシーンが人によって違いそう。最終的には見た人ごとに違う解釈が出来そうな、非常に考えさせられる終わり方をするのでぜひ見た人同士で「どう解釈した!?」と話し合って欲しくなる内容でしたね。あと個人的にヒーロー作品が好きなので、作中でヒーローの在り方みたいなお話が出てくるのが良かったです。
やっぱりヒーローって物理じゃない、心の強さなんだよなぁ…と改めて思わされました。

花澤香菜(声優)

大好きな竹宮ゆゆこ先生の作品が初めて実写化されるということでとても楽しみにしていました。心に痛みを伴いながらも必死に生きている玻璃ちゃんと、眩しいほどの正義感と優しさ溢れる清澄くん。この2人の愛の行方を応援せずにはいられないと思います!(お汁粉も食べたくなります!)ぜひ劇場でご覧ください!!!

峯田和伸(歌手)

2020年のランナウェイ・ホーム。時をかける少年。シャッターの閉まった夜の商店街に僕がずっと観たかった映画のぜんぶがありました。

菅波栄純(THE BACK HORN)

清澄が境界線を越えて手を伸ばす。特別な力は持っていない。 それでも大切な人にとってのヒーローになれることを彼が証明してくれる。 俺も清澄のような、真っ直ぐで優しい男でありたい。 そして玻璃!こんなヒロインは観たことがなかった。 石井杏奈さんの演技、最高!

はっとり(マカロニえんぴつ)

ヒーローが差し伸べた手は水面を藻掻く悲鳴を救い出していたのではなく、水中で諦めた孤独を掬い上げていたのだとラストで痛く思い知る。

映画『砕け散るところを見せてあげる』は2021年4月9日(金)より新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国で公開!
監督:SABU
出演:中川大志、石井杏奈、井之脇海、清原果耶、松井愛莉/北村匠海、矢田亜希子、木野花/原田知世/堤真一
配給:イオンエンターテイメント
©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会