『search/サーチ』の監督&製作陣が新たに描くサイコ・スリラー『RUN/ラン』の予告編が解禁された。

『search/サーチ』(2018)の成功によって一躍、新世代スリラーの旗手となったアニーシュ・チャガンティ監督が、同じ製作チームと組んで完成させた長編第2作目となる本作『RUN/ラン』。チャガンティ監督がスリラーの原点に回帰した意欲作でもある本作は、ヒッチコック作品のスタイルに新鮮な視点と独特なひねりを加え、ジャンル映画の王道をゆく醍醐味を追求している。アメリカではコロナ禍を背景に、昨年11月にHuluでの配信がスタート。配信初週における同サービス最高視聴者数の記録を更新。多くの映画ファンの注目を集める本作がいよいよ今年、日本上陸する。

今回解禁された予告編は、『search/サーチ』を彷彿とさせるPCログイン画面の様子から始まる。アイコンには車椅子生活の少女クロエ(キーラ・アレン)と、彼女を献身的に支える母ダイアン(サラ・ポールソン)の仲睦まじい姿。チャガンティ監督の最新作は“母娘の物語”だ。前作と同じく親子愛の物語のようだが、献身的な様子の母親から感じるこの違和感は―?毎日母から飲まされる薬のラベルに不審点を見つけたクロエはネット検索を試みるも、画面には“インターネットに接続されていません”の表示が。「僕らなりの方法で、“前回とは違うよ”と、伝えているんだ」とこのカットの意図をチャガンティ監督と製作陣は語っている。

薬の正体が“人が服用しない薬”だという衝撃の事実が判明し、全力で母親からの逃亡を図るクロエ。一気に狂気をあらわにするダイアン。毒母の言葉の真意、そして母娘の絶叫の末に待つ“衝撃のラスト”とは―!? 予告編映像の締めくくりに、「私が必要でしょ?」と語りかけるダイアンの表情は、尋常でない不気味さを帯びており、『search/サーチ』とは一味も二味も違ったスリルを期待させる映像となっている。さらに、予告編だけに使われている映像もあり、この作品ならではの凝った作りに注目だ。

予告編

映画『RUN/ラン』は2021年6月18日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国で公開!
監督・脚本:アニーシュ・チャガンティ
出演:サラ・ポールソン、キーラ・アレン
配給:キノフィルムズ
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