『騙し絵の牙』の公開前夜祭が3月25日(木)に丸の内ピカデリーで行われ、大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、佐藤浩市、吉田大八監督が登壇した。
塩田武士が俳優・大泉洋を主人公にあてがきし、話題・評判ともに世間の注目を集めたベストセラー小説「騙し絵の牙」(角川文庫刊)を吉田大八監督により実写化。主人公の雑誌編集長・速水役には、もちろん本作の主人公としてあてがきされた俳優・大泉洋。大泉と映画初共演で吉田組には『桐島、部活やめるってよ』以来となる松岡茉優の他、佐藤浩市、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼など日本を代表する超豪華俳優陣が大集結。それぞれがクセモノ揃いのキャラクターを見事に演じ、崖っぷち出版社を舞台に繰り広げられる仁義なき騙し合いバトルが誕生した。
多くの観客で埋め尽くされた会場を見渡した大泉は「本当に感慨深いです。いつぶりなのかなという気持ちがありまして・・・。ありがたい」と言葉を噛み締め、宮沢も「この景色が久しぶりすぎて。やっぱり人がいると全然違いますね。みなさんの熱量を感じます」とコメントした。
“クセモノだらけの騙し合いバトル”がキャッチコピーにもなっている本作だが、“自分のクセがあるなと思う部分”を聞かれた大泉は「髪はクセがありますね」と早速会場を沸かせつつ「性格はクセはない・・・さっぱりしてません?」と並ぶキャストに問いかけると松岡からは「そうですね」と返事があるなどクセのなさが認められたが、池田からは「クセモノ転がしなところありますよね。上手だなと」というコメントが飛び出し、「クセモノ嫌いじゃないですね」と認めた大泉。
一方で、自身の“クセ”について「モーニング娘。が大好きなんです」という松岡は「魅力を新しい人に伝えようとすると大体ひいちゃう」と明かしたが、「それは全然大丈夫です」という大泉に「じゃぜひ一緒にコンサートに」と松岡が返すと「コンサートはご遠慮して・・・(笑)」と笑いを誘った。
また、「何かを買うと消費したい欲が強くなる」と明かした宮沢は「柔軟剤を買っていれる入れ物に入れるじゃないですか。いかに早くゼロにするかを試行錯誤して・・・」と思わぬクセを明かした。大泉は「途中で英語を入れながらしゃべってくれる?」と注文し、宮沢は「Detergent(洗剤)をPharmacyとかSuper Marketで買って」と答え、これに大泉は大爆笑。松岡は「大泉さんこれ大好きなんですよ(笑)」と明かした。
続けて、“今までついた嘘のエピソード”を聞かれた中村は「身長が168だったんですけど、プロフィールは170になっています」と暴露し、「15年以上このノリで」とコメント。しかし、「先日生まれて初めて人間ドッグに行ったら170ありました。言霊です、これは」と嘘が嘘じゃなくなっていたことを明かすと会場からは大きな拍手が寄せられた。大泉は「170になったってことは172くらい言っても大丈夫ですね。そうやってがんばっていけば最終的に180くらいになるかもしれない」とコメントし、中村は「172と言っていきたい」と同意する場面もあった。
最後に大泉は「今公開する意味がどこかにあると思っています。閉塞感のある時代ですけど、見てとても気持ちのいいスカッとする映画だと思います。気持ちよく騙されていただいて」と本作をアピールした。
【写真・文/編集部】
映画『騙し絵の牙』は2021年3月26日(金)より全国で公開!
監督:吉田大八
出演:大泉洋、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ/斎藤工、中村倫也、佐野史郎、リリー・フランキー、塚本晋也/國村隼、木村佳乃、小林聡美/佐藤浩市
配給:松竹
©2021「騙し絵の牙」製作委員会