『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の完成披露イベントが4月5日(月)に都内で行われ、田中圭、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、飯塚健監督、西方仁也、原田雅彦が登壇した。
1998年の長野オリンピック、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダル。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化した本作。4人の代表選手と25人のテストジャンパーたち、それを支える家族や関係者たちの想いを知った時、誰もが心を打たれる感動のヒューマンドラマとなっており、キャストには人気実力共に今最も旬な俳優・田中圭や、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』で第41回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞し、Netflixドラマ「今際の国のアリス」など注目作に出演が続く若手実力派女優の土屋太鳳ほか、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、古田新太など豪華キャストが集結。
昨年の公開予定が新型コロナウイルス感染拡大の影響で約一年延期され、ついに5月7日の公開を間近に控える本作。主演の田中は「(公開に向けての)一歩目を迎えられて幸せです」と笑顔で挨拶。
土屋は田中との夫婦役について「前の作品で違う夫婦を演じていたので切り替えられるかなと思ったんですけど」と笑いを誘いつつ、「圭さんの安心感とか、心をつなげてくださるので、そうやって演じるだという刺激もいただけますし、お子さんが実際にいるということで(子役への接し方も)慣れていらっしゃった。あと・・・いっぱいあるんですよ」と田中との共演への思いを振り返り、「ご飯に連れて行ってくださって」と話し始めると、すかさず田中は「その話一回やめよ」と遮り、「ただちょっと嫌な予感がしただけ」と理由を説明し、会場の笑いを誘った。
普段は日向坂46のメンバーとして活躍する小坂だが、劇中では印象的なセリフを残しており、「普段の自分だったらそんな思い切ったことを口に出したりすることはできない。小林賀子だからこそ言えたセリフだった」と振り返り、さらに「当時は女子ジャンプという種目がなかったので、オリンピックの舞台で(テストジャンパーとして)ジャンプができるという喜びと、今後自分が女子ジャンプという種目で活躍できたらという夢を持ったセリフ」とそのセリフに込めた思いを語った。
イベントには田中が演じた西方仁也本人と、劇中では濱津隆之が演じた原田雅彦が登壇。西方は「(自身の役が)田中圭さんと聞いてびっくりしました。心の内を正確に演じていただいて、本当に私がどう感じているのだろうという気持ちが、言葉になって、画像になってみなさんにお伝え出来て感謝しています」と笑顔を見せ、原田からは長野オリンピック当時について「奇跡が我々に金メダルを取らせてくれたと思っています」と振り返り、さらに西方には「20年経つんですけどありがとうと言いたい」と感謝の気持ちを口にした。
イベントの最後には原田から金メダルをかけられた田中は「ちょっと、一瞬危なかったですけどグッときちゃいました」と言葉を噛み締めた。
【写真・文/編集部】
映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は2021年5月7日(金)より全国東宝系にて公開!
監督:飯塚健
出演:田中圭、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)/濱津隆之/古田新太
配給:東宝
©2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会