異色な脱獄ファンタジーを実写映画化した『約束のネバーランド』のBlu-ray&DVDに収録されるビジュアルコメンタリーの一部が公開された。
『週刊少年ジャンプ』史上最も異色な脱獄ファンタジーといわれるこの作品を実写映画化したのは、数々の少年漫画の実写映画化で傑作を生み出してきた平川雄一朗監督。日本映画を担う成長著しい若手女優の浜辺美波が主人公エマを演じ、クールな少年レイ役を、映画『万引き家族』の好演が記憶に新しい城桧吏が、リーダー格の少年・ノーマン役を「仮面ライダージオウ」で注目を浴びた次世代スター、板垣李光人が演じました。そして子供たちの母親代わりで孤児院を管理するイザベラ役に北川景子、イザベラの補佐役(シスター)・クローネ役に渡辺直美と、これ以上ないキャスティングが実現。ママと子どもたちによる、手に汗握るサスペンス、そして感動へ誘う人間ドラマが完成した。
Blu-ray&DVDスペシャル・エディションには、浜辺美波、城桧吏、板垣李光人、村瀬プロデューサーが参加したビジュアルコメンタリーのほか、メイキング映像や未公開映像集(全8シーン)、公開記念特番などここでしか観ることのできない貴重な映像が収録される。“楽園”に囚われた子供たちと、首筋の認識番号を覗かせたクールな表情のエマ、レイ、ノーマンを配置したデジパック仕様のパッケージが、子どもたちが図書館で見つけた脱獄への鍵となる本を模した三方背ケースに収められている。
今回、本作のBlu-ray&DVD発売に先駆けて、スペシャル・エディションでしか観ることのできないビジュアルコメンタリーの一部、子どもたちの前に立ちはだかる強敵、シスター・クローネの登場シーン、脱獄のため、密かに訓練を開始する子どもたちのシーンが公開された。
楽園のような孤児院グレイス=フィールドハウスの“秘密“を知ってしまい、戸惑うエマたちの前に現れたママの補佐役シスター・クローネ(渡辺直美)。「よろしく」という挨拶だけでその場を圧倒する存在感を示す。「ママほどは怖くないけど、やっかいな存在でした」と強敵クローネを語る浜辺。監督のお墨付きを得て渡辺が繰り出すコミカルな動きは、観客の笑いを誘っただけでなく、出演者にも影響している。城も板垣も笑いをこらえるのに必死で、背中からのショットでも肩の震えを抑えるのに苦労したそう。撮影開始から既に子供たちとクローネの戦いは始まっていた模様。プロデューサーによると、カットがかかった瞬間にママ(北川景子)も爆笑していたそうで、クローネの強敵ぶりが発揮されている。
自分たちだけでなく、すべての子どもたちを連れて脱獄することを決意したエマたち。遊びを兼ねた訓練として子どもたちを連れて鬼ごっこに出かける。子どもたちを見送るクローネの表情の変化に笑いが抑えられない3人。緑豊かな森の中を颯爽と駆け抜けていく子どもたちだが、実は足元はやわらかい土で、足を取られて大変走りにくかったそう。走り方を教えるために高く足を上げなくてはならなかった浜辺は「やってもやっても、足が上がってないと言われて…」と苦笑。その甲斐あって、この走りは「あれこそエマだ」と原作者に絶賛された。また、森の中に流れる小川の周りはぬかるんでおり、真っ白な衣装を汚すわけにはいかないことも大変だったとのこと。
ビジュアルコメンタリー経験者の浜辺のリードで始まった収録。初めて長尺のビジュアルコメンタリー収録に挑む城と板垣は少し緊張気味だったが、子どもたちが登場するたび「かわいい」と笑顔が増えていく3人。山奥での撮影、平川監督の容赦ないダメ出しなど、大変だったけれど子どもたちみんなで乗り越えた思い出話に花が咲いた。
ラストシーンの秘密やあの登場人物の秘話など、映画を見たあとだからこそ楽しめるビジュアルコメンタリーはスペシャル・エディションに収録される。
ビジュアルコメンタリーの一部
映画『約束のネバーランド』Blu-ray&DVDは2021年5月19日(水)発売!
■Blu-rayスペシャル・エディション(3枚組) 8,580円(税込)
■DVDスペシャル・エディション(3枚組) 7,480円(税込)
■DVD スタンダード・エディション 4,180円(税込)
※同日よりBlu-ray、DVDレンタル開始
監督:平川雄一朗
出演:浜辺美波、城桧吏、板垣李光人、渡辺直美/北川景子
発売元:フジテレビジョン/販売元:東宝
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社 ©2020 映画「約束のネバーランド」製作委員会