世界で最も有名な日本人・葛飾北斎の誰も知らない物語―『HOKUSAI』の城桧吏出演の北斎の少年期を描く本編冒頭シーンが解禁された。

時は江戸。幕府によって表現者たちが自由を奪われていた時代に、自分の道を貫き、ひたすら画を描き続けた絵師・葛飾北斎。名だたる印象派アーティストたちを刺激し、あらゆるジャンルで世界に影響を与え続ける北斎だが、若き日の資料はほとんど残されておらず、その人生は謎が多い。本作は、歴史的資料から残された事実を繋ぎ合わせて生まれたオリジナル・ストーリー。柳楽優弥と田中泯がW主演で若き日と老年期の北斎を体現する。北斎を見出す版元の蔦屋重三郎には阿部寛、晩年の北斎に最も影響を与える戯作者の柳亭種彦を永山瑛太、北斎の一つ先を行く美人画の大家・喜多川歌麿を玉木宏が熱演。

今回、4月18日の“北斎の命日”に、少年期の北斎役を演じた城桧吏の冒頭シーンが解禁された。さらに、北斎の魅力や知られざるエピソードが分かるポータルサイト”HOKUSAI PORTAL”が開設された。

嘉永2年4月18日(1849年5月10日)は、90歳の生涯を終えるまで「冨嶽三十六景」などを含む3万点以上の作品を世に送り出した葛飾北斎の命日。弱冠11歳にして是枝監督に見いだされ、カンヌ映画祭で注目を集め、昨年公開され話題の映画『約束のネバーランド』のメインキャストとして出演、さらに今年7月には主演映画『都会のトム&ソーヤ』の公開が決定しており、俳優としての成長と飛躍を遂げ、若手注目株としての呼び声も高い城桧吏が、北斎の青年期を演じる柳楽、老年期演じる田中泯と共に、第三の北斎として同一キャラクターを演じる。

幼少期から北斎は絵を描くことが好きだったという記録も残されているが、解禁された冒頭シーンでは砂浜に木の枝で犬の絵を描く北斎の姿が。砂と枝で描いたとは思えない造形と描写からは、約70年にわたる画家人生の中で動物の絵も多数残した北斎の才能が垣間見え、北斎少年の力強いエネルギーに満ちた姿が映し出されている。町人文化が栄え、浮世絵ブームが広まる中で北斎はどのように才能を開花させていったのか?そして幕府から創作の自由を奪われ、厳しい弾圧を受けた北斎はどのように信念を貫き立ち向かうのか―。

また、葛飾北斎の情報に特化したポータルサイト「HOKUSAI PORTAL」が開設された。HOKUSAI PORTALでは圧倒的な熱量で生み出された作品の数々や北斎が歩んだ激動の人生に迫りながら、世界中が熱狂する葛飾北斎の魅力やエピソードが満載。編集長を務めるのは、日本文化の魅力を伝えるwebマガジン和樂web(小学館)の編集長でもあるセバスチャン高木。HOKUSAI PORTALの設立に対し、高木は「葛飾北斎のことをもっと多くの方に知っていただきたい!こんなドラマチックな絵師が日本にいたんだ!そんな驚きや発見をみなさんに伝えるメディアがHOKUSAI PORTAL(北斎ポータル)です。北斎への入り口マガジンに編集人生をかけたいと思っています」と熱いコメントを寄せ、「若い方こそ北斎のことを知っていただきたいです。私は今50歳ですが、20年前に北斎のことを知っていたらもっと違う人生を送っていたのではないかとちょっと後悔しています」と語っている。

本編映像

 HOKUSAI PORTAL

映画『HOKUSAI』は2021年5月28日(金)より全国で公開!
監督:橋本一
出演:柳楽優弥、田中泯、玉木宏、瀧本美織、津田寛治、青木崇高、辻本祐樹、浦上晟周、芋生悠、河原れん、城桧吏、永山瑛太/阿部寛 
配給:S・D・P
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