『地獄の花園』の完成報告謝罪イベントが都内で行われ、永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、遠藤憲一、小池栄子が登壇した。
真面目に働き、日本の経済を支える日本のOLたち。花園のようにも見える華やかな彼女たちの職場では、実は裏で地獄のような派閥争いが行われている……なんと拳(こぶし)で。そんな地獄のような花園のような世界を描いた本作。日本中のOLが抗争を繰り広げる壮大なストーリーをオリジナル脚本で手掛けたのはバカリズム。その世界観を唯一無二の映像美で表現するのはPerfume 、サカナクション、星野源のMVを手掛ける関和亮監督。普通のOLライフに憧れる主人公・直子役を永野芽郁、カリスマヤンキーOL蘭役を広瀬アリス、OLたちを牛耳る“悪魔の朱里”役を菜々緒が演じる。
冒頭で永野は「映画とは言え、暴言を吐き続け、OLのイメージを大きく変えてしまったことをお詫びいたします。申し訳ありませんでした」と頭を下げ、謝罪から始まった今回のイベント。広瀬は「OLの仕事は苦手だったんですけど、喧嘩が得意で、日々悪い奴らと喧嘩ばかりしていて申し訳ありませんでした」と謝罪し笑いを誘った。
続けて、“OLのイメージを著しく損ねたのは誰?”という共通質問に、遠藤の名前を挙げた菜々緒は「遠藤さんのビジュアルがい録り勝ちしてしまっているところがあります」とコメントし、さらに同じく遠藤を挙げた川栄は「この作品の数日後に遠藤さんと親子役をやらせていただいて、お葬式のシーンだったんですけど、普通の遠藤さんが普通じゃないのかなという錯覚が起こりだして、笑いが止まらなくなってしまった」と、ほかの現場にも影響が出てしまったことを明かした。
一方で、大島の名前を挙げた小池は「レベルが違うわけですよ。大怪獣・悦子(大島の役名)って、服役してきていますから。一人だけ任侠の世界に生きている気がして」とコメントし、これには大島から「これは謝らせていただきます」と謝罪が入った。
劇中では、ヤンキーOLの抗争に巻き込まれる永野だが「この格好をしているみなさんに囲まれるだけで、自分は普通じゃないんだなと。私一人だけ浮いている気がするというところから戦わなきゃいけなかったので、精神力との戦いでした」と振り返り、さらに迫力のアクションシーンについては「広瀬さんと小池さんとは、初めましての状態で殴り合いからスタートしたので、普段とは違う距離の詰め方ができた」と明かした。
最後に永野は「何も考えずにただただ笑っていられる壮大なコメディです。怖い話では一切ないのでいろんな世代の方に楽しんでいただける作品がこの時期にお届けできることをうれしく思っています。とにかく笑って見てください」と本作をアピールした。
【写真・文/編集部】
映画『地獄の花園』は2021年5月21日(金)より全国で公開!
監督:関和亮
出演:永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一/小池栄子
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2021『地獄の花園』製作委員会