声優・飯野茉優×新星・河辺怜佳監督がタッグを組んだ『過ぎ行くみなも』が池袋シネマ・ロサの新人監督特集 vol.7 にて公開されることが決定し、併せてポスタービジュアルと予告編、場面写真が解禁された。

本作は立教大学映像身体学科の第三回スカラシップに選出され、映画化された作品である。拠り所のない女子高生と孤独を抱える主婦が互いに引き寄せられるときを描いた物語。主演を務めたのは、『風立ちぬ』などの劇場アニメに出演歴があり、声優として活躍する飯野茉優。実写映画出演は本作が初。監督を務める河辺怜佳は本作か初長編監督作品。女子高生と主婦が互いに求め合い<過ぎ行く先>を様々なモチーフとともに鮮やかに描く。

父親と二人暮らしをする女子高校生の涼(りょう)は、バイト先で知り合った主婦である嶺(れい)に心を寄せるようになる。一方、不妊治療をめぐって夫との間に齟齬が生じている嶺は、涼の好意を受け入れ、二人で共同生活をしないかと彼女を誘い…。

前売鑑賞券
料金:1,300 円(税込)※当日一般1,500円のところ
取扱い:池袋シネマ・ロサ 劇場窓口のみにて販売
発売日:2021年5月8日(土)

予告編

万田邦敏(映画監督)コメント

互いに欠いたものを埋め合わせるようにして数日間の同棲生活を営むことになる女子高生と主婦の、出会いから別れまでの「過ぎ行く」時間が、橋、昼と夜とで表情を変える川の流れ、そのせせらぎ、滝、蛇口から落ちる水道水、羊水や流体に見立てられる布団、へその緒になる紐、潰される目玉焼き、分水嶺、などの「過ぎ行く」「分かれ行く」様々な具体的な表象で語られる映画的な表現力に驚く。過ぎ行き、分かれ行くと同時にとどまっているかのような水面の儚さ。タイトルどおりの、みずみずしい作品だ。

映画『過ぎ行くみなも』は2021年7月3日(土)~9日(金)に池袋シネマ・ロサにて一週間限定レイトショー!
監督・脚本:河辺怜佳
出演:飯野茉優、水沢有礼、小野孝弘、庄大地、三坂知絵子、及川綾、今村洋一 、中島ゆい、向井萌恵