永野芽郁「凶暴な私はきっとこの作品でしか見られない」―『地獄の花園』祈願イベント

『地獄の花園』の祈願イベントが5月4日（火・祝）に花園神社で行われ、永野芽郁、菜々緒が登壇した。

真面目に働き、日本の経済を支える日本のOLたち。花園のようにも見える華やかな彼女たちの職場では、実は裏で地獄のような派閥争いが行われている……なんと拳（こぶし）で。そんな地獄のような花園のような世界を描いた本作。日本中のOLが抗争を繰り広げる壮大なストーリーをオリジナル脚本で手掛けたのはバカリズム。その世界観を唯一無二の映像美で表現するのはPerfume 、サカナクション、星野源のMVを手掛ける関和亮監督。普通のOLライフに憧れる主人公・直子役を永野芽郁、カリスマヤンキーOL蘭役を広瀬アリス、OLたちを牛耳る“悪魔の朱里”役を菜々緒が演じる。

「全国の劇場が無事に開いて、そこで『地獄の花園』を無事に見て、笑ってもらえる作品になったら」とご祈祷を終えた永野。続けて、自身の“個人的なお願い”を発表する場面で、永野は「続編」と書き、「『続編やりましょう』って大人も全然何も言ってくれないので、ここで圧をかけておこうかなと（笑）」と明かし、これには菜々緒も「結構みんな“続編やりましょう！”って話してましたよ」と乗り気の様子を見せ、永野はさらに「菜々緒さんと『国をまたいでできたらいいよね』って話してたんです。大人がどう動いてくれるのか楽しみですね（笑）」と笑いながら語った。

一方で「修行」と書いた菜々緒は「修行するのが好き」と明かし、これには永野も「修行をするのが好き？」と興味津々の様子。さらに菜々緒は「こういうご時世ですから、心身ともに鍛え上げていこうかな」と語った。

また、劇中ではその個性的なメイクやファッションが印象的な本作だが、永野は広瀬アリスと菜々緒との共演シーンについて「すごい二人が目の前にいるっていう気持ちになって・・・惚れました。かっこよかったです」と笑顔を見せ、菜々緒は「“あんなリップ売ってるんだ”っていう色を塗らせていただいてる」とコメントし、笑いを誘った。

さらに注目シーンについて「あれだけの暴言を吐いて、人を投げ飛ばし、殴り飛ばし、蹴り飛ばし、凶暴な私はきっとこの作品でしか見られない」という永野は「誰かを守るために動く自分と、一人の女性としての生きざまがおもしろかった」とポイントを挙げた。続けて「大きな声を出すのが苦手」という永野は、「イントネーションが難しいんです。どれが訛ってるのか、どれが標準なのか分からない」と戸惑いがあったことを明かし、「つばを吐くところも『全然吐けてない』って・・・。『』だって吐いたことないですもんってやり取りをしながら」と監督とのエピソードを明かした。

【写真・文／編集部】