芦田愛菜


長編アニメーション映画『岬のマヨイガ』が芦田愛菜主演で8月27日(金)に公開されることが決定し、併せて特報映像が解禁された。

『千と千尋の神隠し』に影響を与えた小説「霧のむこうのふしぎな町」など、長年にわたり愛され続けるベストセラーを世に送り出した作家・柏葉幸子による小説「岬のマヨイガ」(講談社刊)を長編アニメーション映画化した本作。居場所がない17歳の少女と声を失った8歳の女の子がたどりついたのは、懐かしくてすこしふしぎな伝説の家《マヨイガ》――。心が優しく包み込まれる、ノスタルジック・ファンタジーがいま始まる。主人公・ユイを演じるのは、5歳で出演したテレビドラマ「Mother」で脚光を浴び、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀の娘・たま役で出演するなど数々の映画、ドラマ、CMなどで活躍中の国民的女優・芦田愛菜。

そして追加スタッフ情報も解禁となり、キャラクターデザイン原案は、京都市交通局「地下鉄に乗るっ」プロジェクトのキャラクターデザインを務め、イラストレーター、キャラクターデザイナーとして活躍中の賀茂川、そして音楽は、生楽器の演奏とプログラミングを織り交ぜた有機的な電子音楽の制作を得意とし、星野源やGUTHERなど数々の国内外のアーティストとコラボレーションしている音楽家であり、映画『リトル・フォレスト』や映画『神さまの轍 check point of the life』で映画音楽の世界でも活躍の幅を広げる宮内優里が担当する。

また本作の舞台である岩手県の県知事・達増拓也が、「小鎚川の河童」役で出演。岩手県を流れる様々な川を名前に持つ河童たちが作品に登場する中で、そのうちのひとりを演じることで今回が声優初挑戦。さらに、物語の舞台のモデルとなった岩手県内の各自治体と「岬のマヨイガ」の取り組みも決定。岩手県大槌町では、「映画『岬のマヨイガ』を応援する会」を発足、本映画とのコラボグッズの開発やコラボビジュアルを制作する予定。また、岩手県遠野市でも本作とのコラボ商品の企画を検討しており、これらの取り組みをはじめ、舞台となった岩手県でも様々な展開が予定されている。

今回解禁された特報映像は、居場所を失った17歳のユイと8歳のひよりが、突然目の前に現れたおばあちゃん・キワさんに連れられ、人をもてなすふしぎな家“マヨイガ”を訪れるシーンから始まる。マヨイガでの3人のあたたかく優しい日常とともに、物語の舞台である岩手の緑豊かで美しい自然、マヨイガに集う河童や狛犬などの“ふしぎっと”と呼ばれる優しい妖怪たちが描かれ、心が優しく包まれるようなノスタルジック・ファンタジーな世界観に引き込まれる映像となっている。

特報映像

芦田愛菜

芦田愛菜(主人公・ユイ役)コメント

岩手県に伝わる、迷い込んだ人をもてなしてくれる伝説の家、”マヨイガ”。本当は私たちの周りにも存在するかもしれないのに、皆さんが気付いていないだけかもしれません。そういった、自分にしか気付くことのできない“小さな幸せ”って実は身近にあるんだよというメッセージを作品から感じました。
そして、ユイを演じることを通して、自分を受け止めてくれる人がいるということは、こんなにも心地が良くて優しい気持ちになれるんだなということを感じました。
映画『岬のマヨイガ』が、皆さまにささやかな幸せを運んでくれるといいなと思っています。

ストーリー

ある事情で家を出てきた17歳のユイと、両親を事故で亡くしたショックで声を失った8歳のひより。居場所を失った二人は、ふしぎなおばあちゃん・キワさんと出会い、海を見下ろす岬に建つふしぎな古民家“マヨイガ”に住むことに。なりゆきでキワさんに着いて来てしまった二人だったが、訪れた人をもてなす伝説の家“マヨイガ”、そしてキワさんの温もりに触れ、それぞれ傷ついた心は次第に解きほぐされていく。そんなある日、キワさんを訪ねて“ふしぎっと”と呼ばれる優しい妖怪たちがやって来て――。

映画『岬のマヨイガ』は2021年8月27日(金)に公開!
監督:川面真也
声の出演:芦田愛菜
配給:アニプレックス
©柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会