ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』が10月10日(日)~31日(日)に東京建物 Brillia ホールで上演されることが決定した。

本作は、福山庸治の“モーツァルトが実は女だった”というフィクションを描いた同名コミックスを原作としたミュージカル。日本オリジナルミュージカルを牽引してきた音楽座を代表する名作で、1991年に初演され、多大な人気を博して上演された。モーツァルトの楽曲が使用されているのはもとより、小室哲哉が音楽を担当していることでも話題を呼んだ。

そして初演から30年が経つ本年、東宝製作により新たな『マドモアゼル・モーツァルト』が誕生する。女として生まれながら音楽の才能を活かすために男として育てられたモーツァルトを演じるのは明日海りお。宝塚歌劇団でトップスターを務め、退団後は連続テレビ小説「おちょやん」、「青のSP―学校内警察・嶋田隆平―」、「コントが始まる」など話題作に次々と出演。透明感のある美しさで惹きつける明日海が退団後初のオリジナルミュージカルに挑む。

モーツァルトを敵視しながらも惹かれるサリエリには、話題作に次々と出演し確かな歌唱力と美しい立ち姿で観客を惹きつける実力派のミュージカル俳優・平方元基、俳優・劇場支配人・脚本家など多彩な面を持つモーツァルトの友・シカネーダ―を演じるのは、音楽活動のみならず近年は幅広い舞台でも活躍するLeadの古屋敬多。

天から与えられた音楽の才能に恵まれ常にその喜びに溢れていたモーツァルトが、父を愛しながらも男として育てられたことへの葛藤、偽って結婚した妻との関係、そして本来の自分の姿に悩みながらも、音楽と共に生きる決意をし、そして音楽と共に果てていく―天才モーツァルトの一生をドラマティックに描き出す本作に注目だ。

明日海りお(モーツァルト/エリーザ役)コメント

音楽座作品は、昨年「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)まで飛んだ」を知って大変興味がありましたので、お話しをいただいて嬉しく思っております。
今作では、ヴォルフガング・モーツァルト、男として育てられたエリーザを演じます。私の場合は宝塚時代に、葛藤などなしに好き好んで男役を演じておりましたので、その経験が生かされるかと言うと、少し違うかもしれませんが、ただ、エリーザが、初めてドレスに身を包む時の恥じらいや、女性として扱われた時に目に映る景色は、きっと誰よりもリアルに、自身とリンクして演じられるのではないかと、楽しみにしております。
この作品以外にも、ミュージカル等で様々な描かれ方のある、モーツァルト。彼と彼が魂を捧げた音楽、彼とそれぞれ登場人物、ピュアでありながら壮絶な関係性を、歌に、お芝居に乗せてお届けできたらと思います。
私にとりましては、難関への挑戦が目白押しになりそうですが、どうぞご期待下さいませ。

ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』は2021年10月10日(日)~31日(日)に東京建物 Brillia ホールで上演!
出演:
モーツァルト/エリーザ…明日海りお
サリエリ…平方元基
シカネーダ―…古屋敬多(Lead)
※モーツァルトの妻となるコンスタンツェ役は7月中旬に発表予定