喧嘩上等空前絶後のOLバトルロワイヤルが始まる―映画『地獄の花園』の約8分間の本編冒頭映像が解禁された。
真面目に働き、日本の経済を支える日本のOLたち。花園のようにも見える華やかな彼女たちの職場では、実は裏で地獄のような派閥争いが行われている……なんと拳(こぶし)で。そんな地獄のような花園のような世界を描いた本作。日本中のOLが抗争を繰り広げる壮大なストーリーをオリジナル脚本で手掛けたのはバカリズム。その世界観を唯一無二の映像美で表現するのはPerfume 、サカナクション、星野源のMVを手掛ける関和亮監督。普通のOLライフに憧れる主人公・直子役を永野芽郁、カリスマヤンキーOL蘭役を広瀬アリス、OLたちを牛耳る“悪魔の朱里”役を菜々緒が演じる。
今回解禁された本編冒頭映像は、直子(永野芽郁)がごく普通のOLとして、会社に通勤する姿から始まる。直子のモノローグで「一見平和に見える社内も、裏では熾烈な派閥争いなんかがあったりする」と淡々と話したその瞬間、佐竹一派の頭である紫織(川栄李奈)に、ロッカーが歪むほどの力でぶっ飛ばされたOLが。しかし直子は、「こんな感じで」と、これが“OLの日常”といわんばかりの気にもとめない様子がうかがえる。
そして、社内ではヤンキー漫画さながらに、強烈な学生時代の逸話を持った紫織率いる佐竹一派と、朱里率いる安藤一派(菜々緒)の争いに加え、“お勤め”から戻ったばかりの神田一派の悦子(大島美幸)と安藤一派が衝突。エキサイティングな映像でヤンキーOLたちの三大勢力争いが日々繰り広げられ、安藤一派が神田一派を制圧し、会社の天下となる様子が描かれている。
そんな熾烈な争いの最中でも堅気のOLの直子らは、給湯室で「携帯変えたら、トーク履歴全部消えちゃったんだけど・・・」と慣れた様子でたわいもない会話をしており、そこに本作の脚本を務めたバカリズムが「お疲れ様です~」と登場するなど、冒頭数分とは思えない濃度で見応えたっぷりとなっている。さらに、勢力争い後ボロボロになりながらも、コピーや電話応対ときちんとOLの仕事をこなすヤンキーOLたちの愛らしい姿も…。映像の最後には、格好良すぎる楽曲と、無駄に高いクオリティの映像のオープニングが収められており、違う映画のオープニングか!?と思ってしまう程に制作陣の“本気度”を感じる映像美となっている。
本編冒頭映像
映画『地獄の花園』は2021年5月21日(金)より全国で公開!
監督:関和亮
出演:永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一/小池栄子
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2021『地獄の花園』製作委員会