『くれなずめ』の公開記念舞台挨拶が5月15日(土)にテアトル新宿で行われ、成田凌、高良健吾、若葉⻯也、藤原季節、目次立樹、松居大悟監督、さらにサプライズゲストとしてトータス松本(ウルフルズ)が登壇した。
高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興をやるべく5年ぶりに集まった。久しぶりに出会った彼らは、その余興の後、“披露宴”と“二次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら、昔の思い出に想いを馳せる。自分たちは今も友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思っていた。そう、たったひとりを除いては・・・。しかし、この微妙な“狭間”の時間に起こるある出来事。それは見るものの予想を超えていくものだった。松居監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を、錚々たるメンバーと共に映画化。
公開延期を経て、5月12日(水)に公開初日を迎えた本作。今回の舞台挨拶には豪華キャストに加えて、主題歌を担当したウルフルズのトータス松本がサプライズ登壇した。ついに公開された本作に「見てくれたってことがうれしいです」と観客に笑顔を贈った主演の成田。一度公開が延期されると「『いつ公開されるの?』って昨日も聞かれたりして、なかなか届きづらいなと思っています」と公開が延期されることの難しさを語った。
続けて「SNSしかやることがない(笑)」と公開が延期されてからSNSでのアピールを精力的に行ったという松居監督。それに対して高良は「今回ほどSNSやろうかなって(笑)僕向いてないからやらないほうがよくて。だけどやろうかなと思ったくらい知ってほしかったです」と笑いを誘いつつも、“SNSはやらない?”というMCの振りに「やらないほうがいいですね」と即答した。
本作は、上海やカナダなどの映画祭で上映が決まっており、「上海行きたいっすね~!」と笑顔の藤原。成田は「どういうふうに見られるのか全然分からないので、リアクションが楽しみですね」と期待を込めた。
さらにイベントにサプライズゲストが登場することがMCから発表されると、「誰?」「ハマケン(浜野謙太)さん?」「荷が重いですよそれ(笑)」とゲストを予想しあう登壇者たち。そこにトータス松本が登場すると、「うわー!」と大興奮の様子の成田ら登壇者。
昨日5月14日(金)に最終回が放送されたNHK連続ドラマ小説『おちょやん』に出演していた成田、トータス、若葉の3ショットに、成田は「なかなかいいんじゃないですか、日本で今一番嫌われている男2人が(笑)」と笑うと「嫌われてたなー(笑)」と返すトータス。これに若葉は「僕は嫌われてないですけどね。おいしいところだけもらって」と返し、会場の笑いを誘った。
今回、松居監督から主題歌オファーの手紙がトータスに送られたというが、これについてトータスは「手紙はオファーなのかな?って。ただの手紙とも取れる(笑)」と返し、さらに朝ドラの撮影現場で成田と会ったトータスは「全然アイデアがなかったからどうしたらいいかなと思って。やんわりなくなったらどうかなと思ったら、成田くんと仕事で会うことになったからスルーできないから(笑)」と覚悟を決めて主題歌を制作したことを明かし、笑いを誘った。
最後に成田は「それぞれ思うことがたくさんあると思う。見てくれた人の映画になったらいいなと思います。まだ届いてい居ない地域もあるんですけど、届けていけたらいいなと思います」とメッセージを贈った。
【写真・文/編集部】
映画『くれなずめ』は2021年5月12日(水)より全国で公開!
監督・脚本:松居大悟
出演:成田凌、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹/飯豊まりえ、内田理央、小林喜日、都築拓紀(四千頭身)/城田優、前田敦子/滝藤賢一、近藤芳正、岩松了/高良健吾
配給:東京テアトル
©2020「くれなずめ」製作委員会