『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の公開を記念した“10thアニバーサリーイベント ”が5月17日(月)に都内で行われ、佐藤健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登壇した。
シリーズ3作品の累計の興行収入が125億円以上、観客動員数は980万人を突破し、世界100か国以上で配給されている『るろうに剣心』。5年の時を経た今年、最終章が2作連続で公開される。動乱の幕末期と明治維新後の新時代の2つの時代を通して描く「るろうに剣心」史上最高のクライマックス。史に幕を閉じる。4月23日(金)より公開された映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は、本年度実写映画No.1のオープニング興収の大ヒットを記録し、『るろう
に剣心 最終章 The Beginning 』が6月4日(金)より公開される。
イベントにはキャスト、監督が登壇したほか、抽選で選ばれたファンがリモートで参加、さらに本作の予告映像が解禁され、るろうに剣心の主題歌を担当するONE OK ROCKのTakaからのお祝いコメントが披露された。
「“こういうことだよね”ということは話す前から共有できていたような気がした」と大友監督との空気感を振り返る佐藤は「今までの『るろうに剣心』シリーズとは全然違った作品性になるだろう」と感じたことを明かした。有村は「ほとんど健さんと二人で撮影していて、一つ一つを丁寧に見落とすことなく考えながら紡ぐことができた」と関係性の良さを明かしたが、一方で「夢の中みたいな感覚でした。あっという間に終わったんだけど、とても不思議な1か月間でした」と振り返り、佐藤も「僕もそうなんです。我々は同じ夢の中にいたのかも」と同意すると「夢だったのかな?(笑)」と笑う有村。佐藤は「不思議な感覚がそのまま画に映ってる」と明かした。
実際に共演してみて、有村について「(有村が演じた)巴くらいミステリアスなんです。心の奥底で何を考えているか分からないというか、何か隠し持っているんじゃないかと思わせるような、もっと知りたいと思わせるような人です」と表現した佐藤。
そんな佐藤について「現場で一緒に過ごす中で心強い、身をゆだねられるというか…」と有村が言うと「身なんかゆだねてた?」と返した佐藤に「剣心さんに気持ちを寄せて1か月間過ごしてたんですけど伝わってないですか?」と追い打ちをかけるようにツッコミ、これに佐藤はタジタジになりながら「それはもちろん伝わってます(笑)」と笑いながら返した。
本作の内容にちなんで“自身にとって究極の出会いは?”という質問に「もちろん『るろうに剣心』ファミリーとの出会いでしょう。僕にとって『るろうに剣心』に出会ったから今の自分がいることは間違いない」と語る佐藤。続く有村は少し考えてから「お寿司」と一言で答え、「もちろん人とか作品とかあるんですけどここはお寿司を」と言い、「お寿司が世界で一番大好き。自分が走り切ったぞと言うときだけ食べられるんです」と説明する有村。『The Beginning』の撮影の後は?という質問に「食べた…食べました」と悩みながら答え、会場の笑いを誘った。
最後に佐藤は「今までは『るろうに剣心』という漫画とかアニメのキャラクターを演じているような感覚で演じさせていただいていました。ただ、『The Beginning』を演じている最中に本当にこの人幕末に存在していたんじゃないかなという思うくらい自分の中に剣心という人が降りてきた。役とここまで一体化できたことは今までなかったかもしれないと思うような、自分にとって特別な作品になりました。みなさまの期待に応えられるような映画になっていると思います」とメッセージを贈った。
【写真・文/編集部】
映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は公開中、映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は2020年6月4日(金)より2作連続公開!
監督:大友啓史
出演:佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、蒼井優、伊勢谷友介、土屋太鳳/三浦涼介、音尾琢真、鶴見辰吾、中原丈雄/北村一輝、有村架純、江口洋介
配給:ワーナー・ブラザース映画
©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会