『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』の完成記念イベントが6月2日(水)に都内で行われ、島袋美由利、小林愛香、影山優佳(日向坂46)、矢部浩之(ナインティナイン)が登壇した。

大人気コミック『四月は君の嘘』の新川直司が描く新たな“部活”ストーリーのフィールドは女子サッカー。TVアニメでは、子どもの頃から男子にまじってサッカーを続けてきた主人公・恩田希が、女子サッカーの頂点を目指す高校生編を描く。劇場版は、男子サッカー部のなかで苦闘する中学生編を描くリアルで熱い、青春の物語。

イベントには、主人公・恩田希の声を担当する島袋美由利、主題歌を担当する小林愛香に加え、『さよなら私のクラマー』アニメプロジェクトの応援マネージャーである日向坂46の影山優佳、応援隊長を務めるナインティナインの矢部浩之が登壇した。

「ライバルは『漁港の肉子ちゃん』です(笑)公開日が一緒ということで、最初が大事。“ファーストタッチ”が大事だと思います」と冒頭から笑いを誘った矢部だが、女子サッカーをテーマに描いた本作について「レベルが上がったら通用しない、どうしよう、というのはサッカー選手へのメッセージにもなっている」と誰しもに共通する部分だと明かした。

本作には声優に挑戦している矢部だが「本当に気を遣っていただいて(笑)番組の企画でやったことがあって、相当難しいと思って、時間がかかると思ったんですけど5分で終わりました。監督が諦めていらっしゃったと思います(笑)」と言いつつも、島袋からは「マイクの前に立っているはずなのにそのままお話されているような自然な感じで」と称賛すると、「それしかできない(笑)」と照れ笑いを浮かべた矢部。島袋は「だんだんと意識するようになったりする」と“自然体”の難しさを語った。

サッカー好きの影山と、矢部に“今シーズンのユヴェントスは?”とMCから振られると「私が監督の目線に立つと、なかなか苦しいい一年だったんじゃないかと思う」と語りだすと、矢部は「監督目線(笑)」とツッコミが入り、さらに「それでもシーズンの最初からいろんなフォーメーションを試したり、チャレンジングな姿勢は心惹かれました」と振り返り、また選手についても触れるなど深く語ると、矢部は「アイドルとは思えない」とその知識の深さに驚いていた様子だった。

また、矢部は「ちびっ子たちも見ていてああなりたいと思える映画だし、サッカーをしていくなくても友情とか夢とかが描かれている作品なのでぜひご覧いただきたいです」と本作をアピールした。

【写真・文/編集部】

『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』は2021年6月11日(金)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督:宅野誠起
声の出演:島袋美由利、若山詩音、内山昂輝、逢坂良太、土屋神葉、白石涼子、遊佐浩二
配給:東映
©新川直司・講談社/2021「映画 さよなら私のクラマー」製作委員会