豪華キャストで贈る感動のヒューマン医療大作『いのちの停車場』のクランクアップ写真と場面写真が解禁された。
都内の終末期医療専門病院に勤務し、命の終わりを真摯に見つめる現役医師でありながら、作家として「ディア・ペイシェント」(2018年刊行)などの作品を発表してきた南杏子が、今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点や、尊厳死・安楽死などの医療制度のタブーに正面から向き合い、それらに携わる医師、患者、その家族が描かれたその感涙の物語。主演・吉永小百合が在宅医療を行う医師役を演じ、その父親役に田中泯、在宅医療医師として働く「まほろば診療所」の院長・スタッフである西田敏行、松坂桃李、広瀬すずが、吉永が演じる咲和子を支える共演陣として出演する。
今回、本日6月19日が本作で訪問看護師の麻世を演じる広瀬すずの誕生日であることを記念して、クランクアップ写真と場面写真が解禁された。広瀬演じる麻世は、亡くなった姉の子・翼を母親代わりに育てながら「まほろば診療所」の訪問看護師として、院長の仙川と二人三脚で在宅医療に携わってきた頼もしい存在だが、その一方で過去に大きなトラウマを抱えていて、“家族”に対して特別な思いを持っている。
「まほろば」の家族として新たに診療所メンバーに加わった咲和子(吉永小百合)と在宅医療を行う、仙川とは異なる患者への向き合い方をする姿に困惑しつつも次第に咲和子の姿勢に背中を押され、過去のトラウマに向き合い、自身の進む未来へ歩みはじめていく、役作りにあたって「看護師として、患者とどう向き合うべきか悩みましたが、監督からのアドバイスもあり、重くなりすぎないよう常にフラットな気持ちでいるように意識しました」と語っていた広瀬。 本作で初共演を果たした吉永や、再共演となった西田らベテラン勢との現場を「大先輩方との撮影は、居心地がよく、体験したことがないような不思議な時間でした。吉永さん、西田さんからのアイデアでこんなにも変わるのか、というような経験があったり、一日一日が濃厚で新鮮でした」と回想。
奇しくも同じ14歳で役者デビューした広瀬をかねてより「注目している女優」と挙げていた吉永は「すずちゃんは涼やか」と印象を語り、「お互いに合わせようとしなくても自然と(芝居が)やれた」と初共演を振り返っている。また、西田は「すずちゃんとは孫の役で共演しました。僕はすずちゃんのおじいちゃんの役でその時まだすずちゃんは15~17歳。別の場所から来たんかい!っていうぐらいの可愛さ、その時からずっと虜ですね(笑)」と再共演を喜んでいた。「看護師役を演じられたからですが、人のために働くことがこんな感じなんだと知ることができましたし、
家族の大切さをあらためて実感できました」と語った広瀬。本作でまた新たな魅力を存分に発揮している女優・広瀬すずを劇場で確認してほしい。
映画『いのちの停車場』は2021年5月21日(金)より全国で公開!
監督:成島出
出演:吉永小百合、松坂桃李、広瀬すず、南野陽子、柳葉敏郎、小池栄子、みなみらんぼう、泉谷しげる、石田ゆり子、田中泯、西田敏行
©2021「いのちの停車場」製作委員会