Netflixは、映画監督のスティーヴン・スピルバーグが率いる映画・TV製作会社アンブリン・パートナーズと、パートナーシップ契約を締結したことを、6月21日[現地時間]に発表した。
世界190か国以上で2億800万人の有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービス「Netflix」。そのNetflixとパートナーシップを締結したアンブリン・パートナーズは、スティーヴン・スピルバーグが率いる映画・TV製作会社。アンブリン・エンターテインメント、ドリームワークス・ピクチャーズ名義で映画の企画、製作を行っており、アンブリン・テレビジョンを通じてTV番組を製作している。
アンブリン・パートナーズ会長を務めるスティーヴン・スピルバーグは「アンブリンでは、ストーリーテリングこそが私たちの仕事の揺るがぬ基本だと考えています」と改めてその方針を確認した上で「テッド(・サランドスNetflix共同最高経営責任者 兼 最高コンテンツ責任者)とパートナーシップの話し合いを始めてすぐに、私たちは一緒に新しい物語を、新しい方法で観客に届ける素晴らしいチャンスを得たのだと、はっきり認識しました」と今回のパートナーシップ締結を振り返っている。
アンブリンが批評面でも興行面でも大成功を収めた近年の作品には、アカデミー賞作品賞受賞作『グリーンブック』や、アカデミー賞3冠『1917 命をかけた伝令』などがあり、また昨年Netflixで配信され、本年度アカデミー賞に6部門ノミネートされた『シカゴ7裁判』を手がけている。アンブリンとNetflixは現在、レナード・バーンスタインを描くブラッドリー・クーパー監督の新作『Maestro(原題)』でコラボレートしており、同作はプリプロダクションに入っている。