岡田麿里監督×MAPPA制作の映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の制作が決定した。

初監督作品の映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』で第21回上海国際映画祭・金爵奨 最優秀アニメーション作品賞、第51回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭ファンタスティック・ディスカバリー部門最優秀長編作品賞を受賞するなど、国内外から高い評価を受けた岡田麿里監督。アニメーション制作には映画『この世界の片隅に』で第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、第71回毎日映画コンクール日本映画優秀賞を始め、数々の映画祭にて作品賞を多数受賞したスタジオ、MAPPAが初のオリジナル劇場作品を手掛ける。

副監督には平松禎史、キャラクターデザイン・総作画監督には石井百合子、美術監督には東地和生が名を連ねる等、「さよ朝」のメインスタッフが再集結。音楽は岡田麿里脚本の映画「空の青さを知る人よ」の音楽作家・横山克が務める。

今回、スタジオ設立から10周年を記念したイベント“MAPPA STAGE 2021 10thAnniversary”のステージ上で、映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の2分に及ぶ特報映像が披露された。緻密な背景美術とピアノの旋律から始まる特報映像は、少年少女の心と身体の躍動、合唱音楽と共に高まっていく。空を駆ける未知の存在、裂ける夜空などファンタジー要素も期待させるその映像からは圧倒的なスケール感が伝わり、作品への期待が高まる仕上がりになっている。

特報映像

併せて、描き下ろしのティザービジュアルを使用した 公式サイトがオープンした。原案を岡田麿里監督が、キャラクターデザイン・石井百合子が原画を、美術監督・東地和生が背景&フィニッシュワークを手掛けたティザービジュアルは、美しいが何処か棘のある、ファンタジーとリアルを内包した、絵画のような仕上がりになっている。

岡田麿里(監督)コメント

この『アリスとテレスのまぼろし工場』は、曖昧な世界でもがく少年少女達が、“恋心”を武器に運命と戦う物語です。信頼するスタッフとともに、地に足がついていながら挑戦的な、このチームでしかできないアニメーション映画を追及したいと思っています。完成はまだ先になりますが、はやく皆様にお届けしたいです。

映画『アリスとテレスのまぼろし工場』
監督:岡田麿里
©Maboroshi Project