ミュージカル「#チャミ」の製作発表が7月7日(水)に東京・自由劇場で行われ、剛力彩芽、Dream Ami、井阪郁巳、丘山晴己、石井一彰らが登壇した。
韓国で生まれたミュージカル「#チャミ」。耳に残るメロディーと斬新なストーリーが話題を呼び、トライアル公演では観客や批評家から高い支持を得て全席完売を記録。4年間の開発期間を経て2020年に韓国で上演された話題の新作ミュージカルが2021年9月、日本人キャストで上演される。
会見に登壇したのは、ミホ/チャミの2役をW主演で務める剛力彩芽とDream Ami、ミホの大学同期でミホに片想いを寄せているキム・コデ役の井阪郁巳、ミホが想いを寄せる先輩オ・ジニョク役の丘山晴己と石井一彰らキャスト5人と、演出家の田尾下哲、翻訳家の安田佑子、LDH JAPAN取締役の家村昌典。
W主演となるミホ役とチャミ役を回ごとに剛力とAmiが演じる本作。本格的にミュージカルに挑戦するのは初という2人は、韓国公演の映像を見て「見ているだけで元気になれたり、笑顔になれたり。今の私たちに必要で、胸に刺さるものがあるだろうとワクワクしました」と笑顔の合理い剛力に、Amiも「シンプルにめっちゃ好きな感じだと思いました。やらせていただけるということでワクワクしていますし、楽しみ」とコメント。一方でさまざまなジャンルの楽曲に加え、ダンスやセリフも2人分覚えることについてAmiは「どっちもやってみたかったので“大丈夫です”って言ったんですけど、不安が…(笑)」と早くも不安を口にし笑いを誘った。
歌の練習が始まっているという状況に「まだ現実味が帯びてない」という剛力だが、すでにAmiとのチームワークはうまくいっているようで、お互い人見知りという点で「共感できる。“あ、似てるかも”って。歌とかダンスをいっぱい教わりながら、お互いがいいバランスで何かが生まれる気がします」と芝居の稽古の開始を待ちわびている様子だった。
また、本作がSNSテーマにしていることから「SNSはそこまで得意じゃない」という剛力は「『稽古中ー!』とかやるの憧れなんですけど」と明かすと、Amiからは「やりましょ!」と早速お誘いの言葉も。さらに劇中にはSNSで寄せられた写真を舞台上に投影する場面もあるようで、丘山は「ミホちゃんが憧れてしまうような映えた写真をみなさんにいただけないかと」と投稿を呼びかけた。詳細については 公式サイトにて告知される。
さらに、この日が七夕であることにちなんで願い事を“2つずつ”書いて発表したが、剛力は「1個しか出てこなかった…」と「たくさんのエガオがあふれますように」と書き、「カンパニー自体が笑顔で終わらせられるというのもそうだし、観に来てくださる方にも笑顔になってもらいたい」と笑顔で語った。またAmiは「チャミとミホのスイッチングがうまくいきますように」と「これかっらも7月7日をお祝いし続けられますように」と、本作の成功と、また自身のDreamとしてのデビュー日である7月7日への想いを記した。
【写真・文/編集部】
ストーリー
内気でモテない、何事もうまくいかない生活を送っているミホ。彼女は現実では得られない周りの感心よりSNS上の「いいね!」が嬉しい。より多くの「いいね!」欲しさに他人の写真を自分のごとくアップしてしまう。そうやって作り上げたSNS上の自分を羨むミホ。そんなミホの前にSNS上のミホ、つまり自分が作り上げた偽物の自分チャミ(@CHA_ME)が実際に現れる。チャミはミホの気持ちが分かると言い、恋を手に入れ人生も変えてあげると提案する。チャミはミホの代わりにミホが欲しがっていたものを次々と手に入れる。ミホは嬉しい反面どことなく不安を感じる。一方、ミホを心から応援するキム・ゴデとミホが片思いを寄せているジニョクがミホとチャミの関係に気づき、やがてミホとチャミの同盟関係は危機に晒されていくが…。
ミュージカル『#チャミ』は2021年9月9日(木)~21日(火)に東京・自由劇場で上演!
©ミュージカル「#チャミ」JAPAN (Musical @Cha_Me)
Book & Lyrics by Min-Hyung Cho
Music by Sul-Gi Choi
Original Production by PAGE1